X-URL: http://www.ChangeLog.net/ Mime-Version: 1.0 Message-Id: <19990726150134F.publisher@ChangeLog.net> X-Dispatcher: imput version 980905(IM100) Lines: 4654 Content-Type: Text/Plain; charset=iso-2022-jp Content-Transfer-Encoding: 7bit Subject: [ ChangeLog ] ver 0.1.19990726.1530mx From: "ChangeLog"To: "ChangeLog Mail Readers" Date: Mon, 26 Jul 1999 15:01:34 +0900 Reply-to: "ChangeLog Editor" X-Mailer: Mew version 1.93 on Emacs 19.34 / Mule 2.3 (SUETSUMUHANA) Mailing-List: contact editor@ChangeLog.net; run by ezmlm =================================================================== ChangeLog --------------------------------------- ChangeLog ver 0.1.19990726 is out ! --------------------------------------- 号外: ESR, AC, Mindcraft, BSOD, Transmeta, Dice and PJE ・なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのか ・Alan Cox 氏インタビュー「Linux 開発よりもずっと大切なこと。」 ・Mindcraft 事件で、何故 Linux コミュニティは騒ぎ立てたのか? ・「死の青い画面」に永遠の別れを告げる画期的ツール!? ・Linus の米 Transmeta 社の極秘プロジェクト、遂に明らかに!? ・プロジェクト Dice 発進、PJE は開発中止へ =================================================================== ウェブ版 http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/ 目次 >> トップニュース http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/leadingitems.html ・なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのか ・バーティカルマーケットにおけるオープンソースプロジェクト ・Comdex Canada:Linux パビリオンレポート ・より高度なサポートサービス ・プロジェクト Dice 発進、PJE は開発中止へ ・Lotus に関して(先週のニュース補足) ・オープンソース関連文書の日本語訳 ・「死の青い画面」に永遠の別れを告げる画期的ツール!? ・Linus の米 Transmeta 社の極秘プロジェクト、遂に明らかに!? ・Mindcraft 事件で、何故 Linux コミュニティは騒ぎ立てたのか? ・Alan Cox 氏インタビュー「Linux 開発よりもずっと大切なこと。」 >> カーネル http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/kernel.html ・カーネル読書会 ・資源管理問題(kernel/resource.c) ・NFSv3 ・NwFs 1.4.5 ・mbuff-0.5 ・おまけ: SGI が Linux 用 に XFS ファイルシステムをオープンソースとしてリリース (※1999年5月27日付のLWNより抜粋) 他 >> セキュリティ http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/security.html ・DefCon ・米司法長官、暗号輸出規制の支持を表明 ・英国の新法案 ・国際的な暗号化ポリシーについての概説記事 ・Netscape 4.6-0 ・Linux 2.0.37 Custom メモリ設定の問題修正パッチ 他 >> デベロップメント http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/devel.html ・日本 PostgreSQL ユーザ会設立 ・linux-prog ML ・Guile、Java、Perl、Python、Smalltalk、Tcl/Tk、 FreePM、Ganymede、Gnome、ht://Dig、icecast、 KDE、Mozilla/Netscape、Midgard、 VirtuaLaw、Wine、Zope ・Windows 95/98/NT 用スクリーンセーバ 他 >> ディストリビューション http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/dists.html ・プロジェクト Dice 始動 ・RPM ベースのディストリビューションのユーザの方へ ・DLite、Eonova Linux、Eurielec Linux、 Debian、Storm Linux、Mandrake、Red Hat、 SuSE 他 >> ビジネス http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/commerce.html ・オープンになったソフトウェア ・組み込みシステムの Linux ・サポート、サービス、トレーニング ・LPI ニュース ・Borland、Linux 開発者調査 ・Amiga OE ・IDC ジャパンの予測 他 >> ポール >> 読者の方から >> ChangeLog からのお知らせ >> バックナンバー >====================================================== > > > ■ トップニュース > > >====================================================== http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/leadingitems.html Executive Editor: Jonathan Corbet, (LWN) Managing Editor: Elizabeth O. Coolbaugh (LWN) translation etc: Maya Tamiya (ChangeLog) -------------------------------------------------- ・ なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのか -------------------------------------------------- Eric Raymond 氏が、氏の最新論文 http://www.post1.com/home/hiyori13/freeware/magicpot.html 「魔法のおなべ(日本語) http://www.tuxedo.org/~esr/writings/magic-cauldron/ (The Magic Cauldron)(英語)」 をアップデートしました。 補遺が追加され、とりわけ、なぜデバイスドライバのソー スコードをクローズドにすることがハードウェアベンダの 損となるのかという理由について取り扱っています。 「(ハードウェアベンダが、そのデバイスドライ バのソースコードを)クローズドにし続けた場 合、通常はオープンソースとクローズドソース の悪いところばかりがふりかかることになる。 あなたの秘密は暴露され、フリーな開発支援は 得られず、より頭の悪い競合相手ら がクロー ン製作で時間を浪費することもなくなる。」 LWN は、実際には、Eric がドライバのソースコードをク ローズドにするのが経済的に良くない判断であることの最 も重要な理由の多くを見落としてしまっていると考えます。 フリーな開発支援が得られないという点は、確かに最も重 要な理由の一つであり、これについては言及されています。 けれども、(オープンソースにすることによって得られる ハードウェアメーカの利点として)新たなカーネルがリリー スされる度に必要となる、新たにコードを書き直したり、 テストしたり、バイナリを配布したりするための内部スタッ フを雇う必要がなくなる、という点を言及し忘れています。 実際、オープンソースなドライバは、全体的な傾向として 新しいカーネルリリースによって使えなくなってしまうこ とがより少ないのです。これは、良く知られているように Linus がクローズドソースなドライバを嫌っていることが 部分的に影響しています。 しかし最も重要なのは、ハードウェアベンダにとっては 「ハードウェアの販売が収入源」であるということです。 ドライバが入手困難であったり、頻繁にアップデートしな ければならなかったり、もっと悪いことには、動作状態が 良くなかったりすると、商品であるハードウェアが悪く見 えることになり、売上は減少するでしょう。 売上が減少すれば、収益も減少。そういうことです。 -- 以下に参考のため、この時点での 17章「補遺」の翻訳を ご用意致しました。 翻訳に当たっては http://www.post1.com/home/hiyori13/jindex.html 山形浩生氏(日本語) より要所要所で適切な修正をしていただきました。 どうもありがとうございました。 ---------------------------------------------- 17 補遺: なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのか ---------------------------------------------- 歴史的に、(イーサネットカード、ディスクコントローラ、 ビデオボードのよ うな)周辺機器のメーカはオープンに するのを渋ってきた。これは今では変わっ てきていて、 Adaptec や Cycladesのようなメーカは自社ボードの仕様 とドラ イバのソースコードを当たり前のように公開し始 めている。でも、 一般的には、オープンにすることに対 してまだ抵抗がある。この補遺では、そ のような抵抗を 長らえさせている、いくつかの経済的な誤解を晴すことを 試みる。 ハードウェアのドライバをオープンソース化することに対 して出てくる異議の一つは、それがハードの仕組みについ て重要な情報を明らかにしてしまうので、それが競争相手 にコピーされて、不公平な競争優位を与えてしまう、とい うものだ。製品サイクルが 3 年から 5 年だった昔なら、 これは議論としてなりたっただろう。でも、いまでは競争 相手のエンジニアたちが製品をコピーし、コピーした物を 理解するのに費やす時間で、製品サイクルの大半はもう終 わってしまっている。そしてその間に、その連中は自分の 製品を革新したり、差別化したりできなくなるわけだ。盗 用は罠で、むしろあなたとしては、競争相手がそれにはまっ てほしいと願うべきなんだ。 いずれにしても最近では、そのような詳細はそう長く隠し 通せるものではない。 ハードウェアのドライバは OS や アプリケーションとはちがって、小さくて、 逆アセンブ ルが簡単で、クローンを作るのは簡単だ。ティーンエイジ の初 心者プログラマにだってできる ―― そして頻繁に 行われていることだ。 Linux や FreeBSD のプログラマで、新しいボード用のド ライバを書く能力と 動機を兼ね備えている人は、文字通 り何千といる。これらの熱心なハッカー たちは、比較的 単純なインターフェースと良く知られた標準規格とを持つ (ディスク コントローラやネットワークカードのような) 多くの種類の装置に関して、君 (ハードウェアベンダ) 自身のショップと同じくらいの速さでドライバのプロ ト タイプを作ってしまうことがよくある。しかも、ドキュメ ント無しで、既存 のドライバをディスアセンブルしたり もしないで、だ。 ビデオカードのような扱いにくいデバイスについても、逆 アセンブラで武 装した頭のいいプログラマを止める方法 なんてほとんどない。そんな にお金はかからないし、法 的な障壁も穴だらけだからだ。Linuxは国際的なプロジェ クトだから、リバースエンジニアリング が合法な司法的 管轄地域がいつだってどこかしらに存在している。 これらの主張が真である動かぬ証拠としては、Linux カー ネルでサポートされ ているデバイスのリストや http://metalab.unc.edu/pub/Linux/hardware/!INDEX.html Metalab のようなサイトのドライバのセクションを良く見てみると いい。そして新しいものが追加される速度に注目だ。 つまり、何が言いたいか?ドライバを秘密にしておくのは、 短期的には魅力的 に見えるけど、おそらく長期的にはま ずい戦略だ。(すでにオープンにしてい る他のベンダと 競合している場合には確実にね。)でもどうしてもクロー ズド にしておく必要がある場合は、オンボード ROM にコー ドを焼き付けるんだ。 そして、それへのインターフェー スを公開する。あなた(ハードウェアベンダ)の 市場を 構築するために、また、あなたが重要な点において競争相 手よりもより良く考え、より優れて革新できる能力に自信 を持っているということを潜在的顧客 に示すために、可 能な限りオープンにしよう。 クローズドにし続けた場合、通常はオープンソースとクロー ズドソースの悪いところばかりがふりかかることになる。 あなたの秘密は暴露され、フリーな開発支援は得られず、 より頭の悪い競合相手ら がクローン製作で時間を浪費す ることもなくなる。最も重要なこと は、早期採用を普及 させる手段を君が取り逃してしまうことだ。巨大で影響力 のある市場(インターネットのすべてとビジネスデータセ ンターの17%以上 を効果的に運用するサーバを管理して いる人々)は、君が以上のようなことを 理解しなかった という理由で、君の会社をわかってなくて自己防衛過剰だ と正しく見限 るだろう。そして、ちゃんとわかっている 他のだれかからボードを買うことになるんだ。 -------------------------------------------------- ・バーティカルマーケットにおけるオープンソースプロジェクト -------------------------------------------------- こちらは、バーティカルマーケット(垂直方向の市場;特 定分野)におけるオープンソースの議論に関して。 http://www.freepm.org/ FreePM(英語) プロジェクトのTim Cook 氏が http://lwn.net/1999/0715/a/osgv.html「オープンソース: バーティカルへ(英語。Open Source: Going Vertical)」 という記事を投稿して下さいました。 (FreePM プロジェクトに関しては、 http://www.ChangeLog.net/ChangeLog.0.1.19990715.2030mxw.html ChangeLog ver 0.1.19990715をご覧下さい。) FreePM プロジェクトの6月28日のアナウンスにも通じる、 氏の考え方と計画がまとめられています。バーティカルな オープンソースソフトウェアの有望性と、そのようなプロ ジェクトを管理することの潜在的な難点等が議論されてい ます。 「多くのオープンソースのバーティカルマーケッ トなアプリケーションは、実際、インハウス (自社開発)か趣味のプロジェクトとして始め られています。 そのような場合、克服すべき最も難しい点の一 つは、必要に応じて感情的な思い入れ(と実際 に良い解決法と)を分離することです。」 -------------------------------------------------- ・ Comdex Canada:Linux パビリオンレポート -------------------------------------------------- Comdex Canada が開催されました。初日の http://lwn.net/1999/0715/a/comdexcanada.html レポート(英語) を LinuxCare のDan York 氏が送って下さいました。 「トロント・コンベンション・センターの大きな北ホー ルのバックコーナーに詰め込まれた Linux パビリ オンでしたが、Linux には人が群がる、ということ を再び証明していました。 初日のほとんどを通して、通路は混んでいました。 Linux シアターでのプレゼンテーションもほぼすべ てが立ち見しかなく、質問が矢のように飛んでいま した。」 明日はイベントからの写真をご期待下さい。Linux パビリ オンを組織したグループ、CLUE(Canadian Linux Users' Exchange)のメンバーへ感謝いたします。 -------------------------------------------------- ・より高度なサポートサービス -------------------------------------------------- 日本でも、いよいよサポートサービスが本格化する兆しが 見え始めてきました。 単なる動作確認情報の提供やインストール・導入支援ばか りに留まらず、カーネルにまで踏み込んだサポートが提供 されるようになります。 詳しくは、こちらをご覧下さい。 http://www.dtts.co.jp/linux/news/news.cgi ・でんさテクノ東京(米 LinuxCare 社との提携によって。) http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/comp/76962 ・日本SGI (日経BP社の記事) ※ SGI の xfs 提供に関しては、発表当時(1999年5月) linux-kernel ML にもかなりの反響を呼び、当然 LWN で も取り上げられました。ChangeLog ではカットされていま したので、カーネルコーナのおまけとして付けておきまし た。 -------------------------------------------------- ・プロジェクト Dice 発進、PJE は開発中止へ -------------------------------------------------- 本質的には、プロジェクト Dice の始動と PJE (Project Japanese Extensions) の開発中止とは(おそらく)直接 的な関係は何らありませんが、PJE 開発中止難民の ChangeLog の中では密接に結び付いてしまいました。意外 な程ショッキングでした。 プロジェクト Dice に関しては、詳しくは今週のディスト リビューションコーナー(もちろん新ディストリビューショ ンのコーナーでは「ありません」 ;-)をご覧下さい。 PJE 開発中止に関するアナウンスはまだ公開されていない ようなので、詳細は不明です。日経BP社の Linux Exhibition '99 で発表されたそうです。 ( http://www.linux.or.jp/ 日本の Linux 情報のページ(日本語) で知りました。 (※ ところで、 http://www.linux.or.jp/ 元 JLA のトップページであるこのページ は http://www.linux.or.jp/general/staff.html ユーザ有志からなるボランティア集団 によって運営されるように http://jla.linux.or.jp/19990707.html 運営主体(体制)が変っているそうです。)) -------------------------------------------------- ・ Lotus に関して(先週のニュース補足) -------------------------------------------------- ※ http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/b/leadingitems.html 先週の記事はこちら(日本語) をご覧下さい。 http://lwn.net/1999/0715/backpage.phtml LWN のバックページへの投稿(英語)で、 LinuxToday で http://linuxpr.com/releases/124.html プレスリリース(英語) を発表した会社の方が、Linux 上で走る Lotus Notes ク ライアントとIBM 内部での動きに関して言及しました。 それに対し、Oracle の時も同じようなことがありました (Oracle が正式に Linux をサポートする以前にも、SCO Unix 用の Oracle を iBCS エミュレーションを利用して Linux 上で稼働させることは可能でした)が、企業での導 入という観点からは、「動く」ということと「サポートさ れている」ということとは全く別物であるとの http://lwn.net/1999/0722/backpage.phtml 指摘(英語) がなされました。 ※ http://www.ascii.co.jp/linux/news/column/article/article174080-000.html こちら (日本語) に(Linux ではありませんが)Netware に関する同じよう な事例が紹介されています。 -------------------------------------------------- ・オープンソース関連文書の日本語訳 -------------------------------------------------- 先週の ChangeLog でご紹介した RMS と ESR のケンカに関して、 http://www1.neweb.ne.jp/wa/yamdas/ YAMDAS プロジェクト(日本語) の yomoyomo さんが、ESR の http://www.tuxedo.org/~esr/writings/shut-up-and-show-them.html Shut Up And Show Them The Code (英語) の翻訳を公開されています。 http://www1.neweb.ne.jp/wa/yamdas/column/technique/shutupj.html ・黙ってソースコードを見せな(日本語) yomoyomo さんは、 http://www.post1.com/home/hiyori13/jindex.html 山形浩生氏のページ(日本語) で公開されている http://www.post1.com/home/hiyori13/freeware/halloweenFAQj.html ハロウィーン文書FAQ (日本語) を翻訳された方です。 http://www1.neweb.ne.jp/wa/yamdas/column/technique/index.html Technical Knockout (日本語) のページには、その他にも主にコンピュータ・インターネッ ト関連の興味深い翻訳・オリジナル文書が20篇近くも公開 されています。 また、オープンソース関連の翻訳文書としては、他にも3 つ公開されています。すべて、 http://www.post1.com/home/hiyori13/freeware/hdomcorrect.html 「わたくし、倉骨訳『オープンソース・ソフトウェア』 (オライリー)の翻訳に深い憂慮を抱くものでございます。」 (山形浩生氏。日本語) (このページ自身に関してはまた後日お伝えさせていただ く予定です。)から辿れます。 http://www.post1.com/home/hiyori13/freeware/hackerdom.html ・ハッカー界小史(日本語) http://www.tuxedo.org/~esr/faqs/hacker-hist.html 「A Brief History of Hackerdom」(英語) Eric S. Raymond 著, 山形浩生 訳. http://www.netfort.gr.jp/~nakamoto/articles/revenge_of/ ・ハッカーの復讐(日本語) http://www.oreilly.com/catalog/opensources/book/raymond2.html 「The Revenge of the Hackers」(英語) Eric.S.Raymond 著, 中元崇と黒木掲示板の常連の皆様方 訳. http://www.cus.cam.ac.uk/~yi205/revenge-j.html ・ハッカーの逆襲(日本語) http://www.oreilly.com/catalog/opensources/book/raymond2.html 「The Revenge of the Hackers」(英語) Eric.S.Raymond 著, 稲葉祐之訳. なお、山形氏によるハロウィーンVも現在「しかかり」中 とのことです。 そして、もちろん、(最近の ChangeLog ではご紹介できませんでしたが) http://www.linux.or.jp/JF/ JF (日本語) プロジェクトの方々が多くの文書をコンスタントに公開し てくださっています。 -------------------------------------------------- ・「死の青い画面」に永遠の別れを告げる画期的ツール!? -------------------------------------------------- 警告:Linux トピックではありません。 でも面白すぎるので、、、 かの有名な BSOD("blue screen of death" 「死の青い画 面」)は、実は「設定可能」だということが分かりました。 http://pla-netx.com/linebackn/news/bsod.html 便利なツール(英語) があって、より好ましい色に変えられるということです。 (訳あって)Linux がインストール出来ない場合は、おそ らくこの方法が BSOD から永久に逃れるためにはいちばん 簡単な方法だと思われます。 (Found in http://www.ntk.net/ NTK) -------------------------------------------------- ・Linus の米 Transmeta 社の極秘プロジェクト、遂に明らかに!? -------------------------------------------------- まだ多くはありませんがリークされ始めた情報によると、 Transmeta 社(※Linus が勤務する会社。今まで Linus が会社で行っているプロジェクトに関しては一切明らかに されていませんでした。Linus 自身は、Linux には関係の ないプロジェクトだと明言してきたのですが、、、)が新 しい Amiga コンピュータの一部になる予定だということ です。 詳細は、近いうちに http://www.metamiga.com Metamiga(英語) に現れるはずです。 とうとう、Linus が何を企んでいたのか分かるときが来た のかも知れません、、、 (Thanks to Anthony Kilna) ※ http://www.ascii.co.jp/linux/news/column/article/article172160-000.html こちらの記事(日本語) (日刊ASCII Linux「次世代AMIGAの謎とLinuxの怪しい関係 」) もご参照下さい。 -------------------------------------------------- ・ Mindcraft 事件で、何故 Linux コミュニティは騒ぎ立てたのか? -------------------------------------------------- ※ http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/a/mindcraft.html Mindcraft 事件と Linux の今後 (ChangeLog。日本語。) もご覧下さい。 -- http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9906/28/c-001.html 「Linuxが進むべき方向を示す PC WEEKラボのテスト」 (ZDNet。日本語) や http://bizit.nikkeibp.co.jp/it/linux/articles/index1999070201.html 「PC Weekの監査のもと米MindcraftがWindows NT Server 4.0とLinux を公開ベンチマーク,「やはりNTが速い」」(日経BP。日本語) の中で、Linux が NT に「やはり」勝てなかったという表 現があります。 これではあまりにも Linux コミュニティが滑稽なので、 少し弁解させてください。 ;-) 結論から書きますと、実際には、(少なくとも NT クライ アントに対するファイルサーバに関しては)あまりにもタ イムリーな発見によるMicrosoft の逆転大勝利という「予 想外」の結果だったという表現が適切だったのではないで しょうか。 まず、Open Benchmark に対する Mindcraft との対話で、 Mindcraft 側が最終的に Linux 側の要求に応える形で、 NT クライアントに対するファイルサーバのテストをベン チマークに含めることを了承したことは、ほとんどの方に とってかなりの驚き(それこそ正に予想外)でした。 そして、多くの方は、ファイルサーバに関してはNTクライ アントに対するテストも追加されたことから、オープンベ ンチマークの条件の下でも Samba が勝てると思っていま した。(Apache (hosted by Linux)は、オープンベンチ マークの条件下では負けるだろうと予想されていました。) 何故なら、ファイルサーバベンチマークにおいて、95(98) をクライアントにした場合には NT が勝ち、NT クライア ントの場合には Linux が勝つ、という結果が広く知れ渡っ ていたからです。(例えば、 http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,2256098,00.html PC Week: Drilling down into Windows NT, Samba tests (ZDNet。英語) をご覧下さい。) (※Linux 側が、NT をクライアントに含めるように要求 していたのは、 (もちろんそうすれば勝つことが分 かっていたからでもありますが ;-)95に欠けている セキュリティと信頼性(安定性や耐故障性)の面で、 NT の方が 95 よりも企業向けデスクトップとして優 れており、また、マイクロソフト自身によって 95/98 のコードベースよりも、NT のコードベースの方が 「デスクトップシステムとしての将来性」を約束され ているのだから、NT をクライアントとして全く含め ないのは、不自然だということを根拠にしていました。) では、何故 Mindcraft (Microsoft) が「予想外」の逆転 大勝利を収めることが出来たのかというと、 http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9906/28/c-001.html 「Linuxが進むべき方向を示す PC WEEKラボのテスト」 (ZDNet。日本語) によれば、 われわれは以前,SambaがNTワークステーション のクライアントを使ったNT 4.0(“「企業にとっ て最適なNOSとは? PC WEEKラボが徹底的に比較 検証する」を参照)のパフォーマンスを上回るこ とを発見している。この対決が直接の要因となり, MicrosoftのパフォーマンスエンジニアはNTサー バからNTワークステーションクライアントへのファ イルスループットを向上させる手段の発見に取り 組むこととなった。 NTFS(NT File System)を詳細に調べた Microsoftは,データのボリュームが単一のパー ティションとしてコンフィギュレーションされて いると,NTFSのトランザクションログの競合がファ イルトランザクションを大幅に低下させることを 発見した。 データのボリュームを4つのNTFSパーティション に分割することで(それぞれにトランザクション ログが置かれる),トランザクションの書き込み を分散し,ボトルネックを排除することができた。 つまり、NT が勝ったのは、 http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,2256098,00.html PC Week: Drilling down into Windows NT, Samba tests (ZDNet。英語) の「後に」、Microsoft のエンジニアが詳細に調べた結果、 NTFS を4つに分割することでトランザクションログの競合 に起因するボトルネックを解消することができるという tips を「発見」するに至ったから、ということです。 そして、おそらくこの tips は (少なくとも一般向けに は)先のオープンベンチマークで初公開されたものでした。 したがって、それを知っていた Mindcraft (Microsoft) 以外の方にとっては、全くの予想外の結果であった、とい うわけです。 実際の数値(超概算)で言うと、以前は、NT サーバの NT クライアントに対する性能は 100〜150 Mbps くらいで、 98 クライアントに対する性能は 300を越えていました。 一方、Samba/Linux は NT クライアントに対しても 98 クライアントに対しても、150 〜 200程度の性能でした。 しかし今回、Microsoft が NT クライアントに対するボト ルネックを解消した結果、NT サーバは、95/98/NT のいず れに対しても、300を越える性能を発揮することができる ようになった、ということです。 (※ この NT サーバの NT クライアントに対する性能を 向上させるtips はありそうな話ですぐに理解できた のですが、何故、95クライアントに対する性能には ほとんど影響がなく、NT クライアントに対する性能 だけを2倍にも改善するのかが、最初 ChangeLog に は理解できませんでした。;-) なお、 http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9906/28/c-001.html 「Linuxが進むべき方向を示す PC WEEKラボのテスト」 (ZDNet。日本語) において、Jeremy Allison 氏(Samba開発者)が、 「PC WEEK が5月に行ったマルチOSテストが公正か つ公平なものだったと思ったので、Microsoft が 宣伝に使うとしか考えられないテストに参加する 意義を見い出せなかった」 として言及している記事は、(おそらく原文のレベルから リンクが間違っていて) http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,401970,00.html NOS crossroads: The NOS road is not so straight and narrow; PC Week Labs maps the best enterprise routes (ZDNet。英語) ではなく、 http://www.zdnet.com/pcweek/stories/jumps/0,4270,401961,00.html PC Week: Tests show more than numbers(ZDNet。英語) の方だと思われます。そこから、 http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,2256098,00.html PC Week: Drilling down into Windows NT, Samba tests (ZDNet。英語) (NT をクライアントとした場合には、ファイルサーバと してNT よりも Linux の方が勝っているという記述あり) を辿れますので。(そうでないと、まるで、その時点で 公正かつ公平に見て、Linux がNT より良いところがな い(なかった)と Jeremy が匙(さじ)を投げてしまっ ていることになってしまいますから。) 最後に、Samba の名誉のために、 http://linuxtoday.com/stories/5793.html Linux Today での Jeremy Allison 氏の発言(投稿)(英語) を引用させていただきます。 実際には、Samba が NT クライアントに対するサー バとして優れているということではなく、NT ク ライアントの場合には Win9x クライアントより も劣るということなんだ。(意味通じるかな :-) NT は何年も Win9x クライアントのサーバとして 最適化されてきた。最近まで、公開されているファ イルサーバのベンチマークすべてにおいてクライ アントに使用されていたのは Win9x だった。 Microsoft には NT クライアントのパフォーマン スを修正するインセンティブがなかった(もちろ ん、今はある :-)、だから修正しなかったんだ。 それが、NT クライアントが Samba よりも NT サー バでパフォーマンスが悪い理由だ。Samba は NT と Win9x の両クライアントに、ほとんど同じパ フォーマンスを提供する。酷く性能が悪いのは NT サーバなんだ。NT クライアントに対するサー バとしての場合にね。 ここで、Solaris の分析を以下のページで注意深 く見てみよう。 http://www.zdnet.com/pcweek/stories/jumps/0,4270,401974,00.html ZDNet 記事(英語) 興味深い一節がある。 「ボトルネックとなっているディスクサブシステム の影響を受けないようにするために、テストファ イルを保持しておく一時的な RAM ディスクを作 成した。これにより、データのために RAID アレー をヒットする必要が効果的に除去された。この設 定では、Solaris 7 のネットワークカーネルの強 力な能力が爆発した-- NetBench で 360M bps を 記録した。」 これが意味するのは、Samba を Solaris のように ちゃんと最適化された SMP OS 上で走らせると(ディ スクサブシステムのことは少し置いといて)、 Samba が他の *すべて* のシステムを打ち負かすパ フォーマンスを示す数字を産み出すということだ。 (NT のピーク値は、340 だと思う。)ここで Solaris をダメにしてしまっていたのは、そのひど いディスクシステムなんだ。Solaris の SMP はと ても優れているから、もっとマシなディスクファイ ルシステムがあれば、Samba を Win95 クライアン トのサーバとして使った時に、NT を打ち負かすこ とができるだろうね。 これは、僕が SGI ラボで、これまた素晴らしく最 適化された SMP OS である IRIX(ただし優れたディ スクファイルシステム、XFS がある :-)を使って 得た結果とも一致するんだ。SMP マシン上の IRIX と Samba を使用して、NT を気持ち良く打ち負かす ことができた。でも IRIX は、SGI の MIPS マシン 上でしか走らない。(※ だから残念ながら NT と の単純な比較はできない。) これが Linux にとってどういう意味を持つのかと いうと、Samba がここでボトルネックではないこと から、Linux カーネルでの SMP のスケーラビリティ に関してもっと作業が必要だということなんだ。 現在僕は Samba 側で役に立てるよう、ユーザ領域 のキャッシュに関する作業を多くやっている。でも、 Linux には、後もう少し SMP の作業が必要とされ ているんだ。でも心配ないよ。もうすぐさ。(僕は これに取り掛かっている人達を *いっぱい* 知って るからね。) -------------------------------------------------- ・Alan Cox 氏インタビュー「Linux 開発よりもずっと大切なこと。」 -------------------------------------------------- 英語版を作成したっきり、日本語版の作成が大変滞ってお りましたAlan Cox 氏のインタビューの日本語訳を公開さ せていただきます。 http://lwn.net/1999/features/ACInterview/ LWN が1999年1月に行ったインタビュー(英語) の日本語訳と、その後、さらに追加の質問をさせていただ き、 http://lwn.net/1999/features/ACInterview/PartII.phtml ChangeLog が LWN で 3月に公開したインタビュー(英語) の日本語訳です。 (当時の)感想としては、一番の当事者達(カーネル開発 者の方々)が実際にどう感じているのかを知ることが出来、 大変感慨深く感じました。 http://www.ChangeLog.net/News/linus.html 「世界征服は間近だ。そしてそれは最初の一歩に過ぎない。」 という Linus の発言のニュアンスが分かったような分か らないような。 ^^; 最も印象的だったのは、(プレスや Linux を推す強気の 企業ではなく)カーネル開発者自身は、(まだ全然準備が 出来てるつもりはないのに、もうこんなんで良いの?とい う感じで)ビジネスに「突然」発見されたと思っている、 ということでした。2000年(2001年)というのは、ミッショ ンクリティカルなエンタープライズ用途に要求されるよう なスケーラビリティや耐故障性の向上に関連する機能の数々 (Linus の言葉を借りれば http://www.ChangeLog.net/News/linus.html 「大抵の OS のパンフレットに載っている、あーだこーだ と書かれているもの」 )が安定カーネルに本格的に実装され枯れていく頃とちょ うど重なる(と予想される)というのも、偶然ではないよ うに思えます。 Linux はまだ最初の一歩を踏み出したばかりで、本当にブ レイク(躍進)するのはまだまだこれから。 だとしたら、大変楽しみですよね。 ---------------------------------------- カーネルハッカー Alan Cox 氏インタビュー 「Linux 開発よりもずっと大切なこと」 ---------------------------------------- Alan Cox 氏の名は Linux ユーザなら、ほとんど方にお馴 染みのはずです。(※ Linux カーネルの ac パッチ(eg. 2.2.2ac7)というのは、Alan Cox 氏のイニシャルを表し ています。)彼は、ネットワークや SMP などの細々(こ まごま)した部分も含め、Linux カーネルのかなりの部分 を任されている人物です。カーネル 2.0 シリーズの後半 では全体のまとめ役を務め、現在の開発カーネルへのパッ チの主要なまとめ役の一人としてもご活躍中です。間違い なく、カーネル開発界でのキーパーソンの一人でいらっしゃ います。 Alan には、ご多忙の中、多くの質問にお答えいただき感 謝しています。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 LWN: 2.2.0 は出るのにかなり時間がかかりましたね。かかり過 ぎた、かも? 2.3 は早めに出るとお考えですか? AC: そう願っている。2000年早々に 2.4 が出ると期待したい、 が、ひとえに Linus 次第だ。2.4 が出る頃には、一般的 に言って、もっとずっと素早い仕事を期待されるようにな るだろう、とは思う。 LWN: 2.3 シリーズで起こり得る最も面白いことは何ですか? AC: 実は、私にもよく分からない。進行中のパッチや 2.2 の リリースよりも後回しにされたパッチを見て多少予想する ことはできるが。明らかなのは 64bit ファイルのサポー ト、あと多分 32bit uid のサポートと大量プロセスのサ ポートだろう。デバイスに関しては、 http://www.I2OSIG.org/ I2O(英語) と http://www.USB.org/ USB (英語) は 2.3 に入るだろう。PCI bus / PCMCIA / Cardbus / Hotswap 等のクリーンアップも必要とされているし、でき ると願っている。実際、カーネルの複雑さを増やすという よりむしろ減らす機会になるし、そのことは良い徴候だ。 ネットワーク関連では、普通のユーザが気が付くようなこ とはあまり起らないとは思う。DECnet の追加は、平均的 なユーザにはあまり関係ないだろう。ATM の方が影響する かもしれないし、そろそろ入っても良い頃だ。 自分としてはすべてのパームトップのサポートを期待して いる。いくつかの要素があるのだが、そのすべてにおいて 明確な統一化の必要性を示しつつあるんだ。 LWN: カーネル開発プロセスでは、ますます組織的な役割を引き 受けるようになっていらっしゃいますね。苦にはなりませ んか? 以前のようにフルタイムでハックしたくなったり しませんか? AC: 気付いたらこうなっていたんだ。基本的に 2.2 が出たた め、調整作業の量は再び減ると思っている。とにかくそう 願っているんだ、I2O のコードを終わらせたいし、今書い てる3c527 イーサネットドライバもデバッグしたいし、 http://www.vmac.org/ vMac (英語) の人達によって Macintosh 68K 上でパレットのロードと フロッピーが使えるようになったのも使ってみたいし。 LWN: 毎日送られてくるそのようなメールをすべて処理(し、そ して返事を)しながら、さらに、そういったことも成し遂 げるのは、一体どうやっていらっしゃるんですか? AC: 実はとっても簡単なことなんだ。元々読むのが速く、私が 取り掛かっている大抵のことは、返事を必要とするものな どほとんどないからな。私が送るメールの多くは、単に重 複作業を回避するため開発者を互いに指し示すだけだ。そ の他で多いのはバグとパッチの追跡くらいだ。 パッチのマージとかバグ追いとかは全部さっさと片付ける ため、メールに目を通すのは全然時間がかからない。 LWN: 昨年のカーネル開発は、時折「Linus 燃え尽き」現象によっ て中断されましたね。現在の開発モデルの持続性について どうお考えですか? 変更したい点などありますか? AC: もし私がカーネルのオーガナイザー(まとめ役)だったら、 かなりのことを違う方法でやるだろう。今 Linus はすべ てのパッチを当ててツリーをビルドしているが、私だった ら直接カーネルツリーにパッチをマージする人達がいた方 が良い。そして Linus は、ただ座って見ながら、すべて をマージする作業などせずに、拒否権だけを行使する、と いうように。 2.1.x からモデルが変り、一種の折衷案に進化したが、か なりうまく働いているようだ。Linusはやはりすべてのパッ チを当てているが、今は、小綺麗に組織化されたグループ の中に、パッチの数々を照合して Linus に渡す人達がい るんだ。 Larry McVoy の新しいバージョン管理ツール(※訳注: BitKeeper)が残りの問題を解決するかも知れない。 LWN: 2.0 でそうだったように、2.2 シリーズでも責任を引き受 けるおつもりですか? それとも他の人がテンションを上 げておく必要があるのでしょうか? AC: 2.0.x でも責任を任されるとは全然思ってなかったんだ。 ただ私がすべてのパッチを照合していたという成り行きだ けでそうなったんだ。私が思うに、2.2 が長期管理状態に なる頃には、2.0.x は基本的に死んでいると思うね。 LWN: Linux界で、最も必要とされているのに実際には今ボラン ティアが足りていないプロジェクトがあるとすれば、どれ だと思いますか? AC: それは、いつ聞かれても難しい質問だ。問題の一面として、 Fred Brooks が観察(※訳注:「人月の神話」)したよう に、遅れているソフトウェアプロジェクトにマンパワーを 足すと余計に遅れるということがあるからな。これはフリー ソフトウェアにも当てはまることなんだ。 多くの作業がなされるべきなのが明らかになっている領域 にカーネル機能用のもっと良い GUI ツールがある。いい 感じのグラフィカル ISA PnP マネージャとか。あと新し い 2.2 の帯域幅制御管理機能のエンドユーザフレンドリー なツールも含まれる。 しかし実際にはフリーソフトウェアの世界は管理された企 業構造のようには機能しない。ボランティアとして何かや ろうというのなら、何らかの楽しみを見つけ出す必要があ る。もしやるなら Freshmeat や FSF の人達からの呼掛け (eg 今ドキュメンテーションの人数を求めている)を見 て、心をくすぐるものが無いかチェックして欲しい。 LWN: 1998年の Linux 界での最も意義深い出来事は何だったと 思われますか? 1999年の開発で最も面白くなりそうなこ とは? AC: 明らかに最も顕著だったものは、Linux がビジネスマン達 に突然発見されたことだ。これは Mozilla のこととかな り関係がある。 1999年に何が起って驚かされるのかは分からない。だが Microsoft が現在試みている企業自殺は、1999年の Linux 界にいくらか影響を与えるはずだ。それが最も意義深いこ とになるのかどうかは分からない。 もう一つは、大手 PC ベンダーが Linux が入っているか、 OS 無しのマシンを作ることだろう。最近面白くなってき た Windows 返金武勇伝は、これを間違いなく促進するだ ろう。実際 (Linux がプレインストールされているマシ ンよりもむしろ)OS 無しのマシンを簡単に手にいれるこ とができるようになることが重要だ。 もし OS の選択のために戦ってる大部分の人達が「Linux だから、これで OK。」と言って、そのままにしておいた ら、FreeBSD のコミュニティのような人達にとって良くな いからだ。 2000年 / 2001年が本当に大きな転機になるだろうという のが私の読みだ。それが、大手 Unix ベンダーが大っぴら に Linux へ切り替え始める転換期だと思う。サポートと ハードウェアが主な収入源のベンダーにとっては簡単な計 算だ。 LWN: そんな中、BSD 族の将来についてはどう思われますか? Linux が彼らの破滅の原因になるのでしょうか?BSD シス テムと Linux ユーザとの関係はどうなるのでしょう? AC: Linux が FreeBSD を殺すとは思わない。Open か NetBSD のどちらかが死ぬのは目に見えているがね。ある時点で NetBSD がやばいと思ったのだが、まだ断じて生き残って いる。8) より長期的には、Linux は、BSD 族を助けることになると 思う。Linux カーネル API (もうかなりうまくできてい る)のサポートによって、Linux が作っているのと同じア プリケーションベースを利用することができる。 SCOと、BSDI、そしてどうも Solaris が Linux カーネル API をサポートするようだ。誰のお気に入りの OS 上でも、 多くの Linux 用のアプリケーションが気持良く走るよう になるはずだ。 LWN: Linux に対する企業の興味が増していることについてどう お感じですか?一部の人々が恐れているように Linux が 「魂を失う」危機に瀕していると思いますか? AC: Linux はいつでもユーザベースを反映してきたんだ、だか ら部分的に企業的になるのは間違いないと思う。そのこと は実質的には大問題だとは思わない。どんな大企業にも Linux を「所有」したり、自由に配布・変更する権利を奪っ たりすることなんてできないんだから。 個人的には、完璧に企業の IT マネージャ狙いの Linux ディストリビューションを誰かがリリースしても全然気に ならない。技術コミュニティは、そういうディストリビュー ションに対して「退屈だ、遅れてる、なかなか変化しない」 などと言うに決まっている。一方、私は企業の IT マネー ジャ達には会ったことがあるのだが、彼らは「退屈だ、そ して、なかなか変化しない」という言葉にこそ興奮するん だ。 Linux は既にこのような広範囲をカバーしている。 Caldera (※かつてはそうでしたが、今はそうでもない部 分もあります。)のような企業スタイルや、「利用/イン ストールが簡単」の Red Hat から、「純粋・自由」バー ジョンの Debian まで。それによって、今のようにより豊 かになっているのだ。なぜ将来わざわざ乏しくなる必要が あるだろうか? LWN: http://roadrunner.swansea.linux.org.uk/~hobbit/diary.html Telsa さん(※訳注:AC の奥様)の日記(英語) 楽しく読ませていただいています。筋金入りのハッカーが、 幸せな結婚生活を続けられる秘訣は? かわいいペンギン 達についての争いは結局どうなりました? AC: ハッカーであることと、マスコミの言う「社会に不適合な コンピュータオタク」像とは違うものだ。かなり重なって いる部分があるのは確かに事実だがね。しかし、多くの優 れたハッカー達も人類の一員なんだ。8) 実世界で何が起っ ているかもちゃんと理解しているんだ。 私にとっては、コンピュータの前に座ってメールを読むこ とよりも、Telsa の方がずっと大切なんだ。このことがい ちばんの秘訣じゃないかな。 (※訳注:ac にとって「メールを読む」というのはLinux カーネルのメンテナンスも含みます。) ペンギン達については、今はプリンタ用紙の上に抱き合っ た形で置かれている。今は、Linuxmall のや他のペンギン と比較検討するために Wai Yip ペンギンもあるんだ。か わいいペンギン達についてのレビューを書かないといけな いな。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ※ ChangeLog では、その後(1999年3月) Alan Cox 氏に http://lwn.net/1999/features/ACInterview/PartII.phtml 追加の質問(英語) をさせていただきました。お忙しい中、丁寧に御回答いた だきありがとうございました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ChangeLog: LWN のインタビューは今年の 1月の早々に行われたもので すね。今、たった2ヶ月後ですが(LinuxWorld Expo で数々 のプレスリリースがなされたように)ビジネス界の Linux へのシフトが加速し、状況が変ってきたようです。この状 況について、どう思われるか教えていただけませんか? 具体的には、インタビューの中で、2000年/2001年が「大 手 Unix ベンダーが大っぴらに Linux へ切り替え始める という転換期だと思う。」とおっしゃっていました。今は これに関してもっと早い時期になると思われますか? AC: いくつかのベンダが、いかに派手に Linux を支持したか については興味深いと思っている。しかし、誰の転換期の タイミングを変えたとも思わない。彼らが「Linux はサポー トしません」、「Linux はハッカーの OS だ」というよう なことを言っていたのを顧客ベースが忘れ、本物の OS と して取り入れるようになるにはある程度の時間が必要だか らだ。 ChangeLog: 「Linux へ切り替え」とは、例えば IBM なら、AIX の開 発を止めて Linux のみに集中する、ということなんでしょ うか? AC: 私は IBM が完全に Linux へ切り替えるなんて風には考え られないな。Linux は、非常に優秀な汎用的な OS だ。し かし、現在、各ベンダが彼らのビジネスの一部として特化 していて、Linux には実装されていない特殊な事項という のは多数あるんだ。 つまりこれは全体として彼らがどの製品を提供するかとい うよりも「ウェブサーバが欲しい」と言った時にどの製品 を最初に差し出すか、という問題なんだ。 ChangeLog: 次に、あなたの http://www.linux.org.uk/diary/ 日記(英語) の次の部分について質問させて下さい。 ----------------------------- 3月1日 明日 LinuxWorld が始まり、誰もがすべてのバイナリベン ダのソフトウェアが Linux 用にリリースされるのを祝い に行く。そしておそらくオープンソースプロジェクトが始 まって、それらのバイナリソフトウェアはノロノロとして 時代遅れのものに見えるようになるだろう。Linux と特に Gnome や KDE のような現在のデスクトッププロジェクト がしようとしていることの一つは、ジャンクの間から「良 い」商用ソフトウェアを淘汰することだ。 ----------------------------- ChangeLog: この部分は、こういうことだと理解してよろしいでしょう か? オープンソースプロジェクトによってジャンクのバイナリ ソフトウェアは消滅してしまうが、もしソフトウェアが 「良い」ものなら生き残る。 言い換えると、(サポートでなく)ソフトウェアそのもの を売るビジネスも将来的に完全に無くなってしまうわけで はない。高度にカスタマイズされていたり機械翻訳等の先 端技術を応用したものでなく、普通の人々に広く使われる ようなソフトウェアでも「良い」ものであれば、これから も売れる。 ということでしょうか?もし間違っているなら、この日記 の部分が意図しているところをご説明願えますか? AC: 私は品質の良くないバイナリソフトウェアは消滅すると思 う。簡単に同じレベルのものがフリーで書くことができる ようなもので商売している人達は、実際に他の誰かに書か れてしまうということを思い知ることになるだろう。 高品質のバイナリのみのソフトウェアについては、生き残 ると私は確信している。バイナリだということがマイナス 要素になってきている、とは思うが、これが唯一問題とな ることではない。おそらく、2001年の重役会議ではこのよ うな会話を聞くことになるだろう。 「データベースには、Oracle を使ったらどうだろう。」 「でもあれはバイナリのみだ。リスクが高まる。」 「そうだな。 でも私達のデータサイズに合うのは、それしかないだろう。」 ChangeLog: 「良い」というのはどういうことでしょうか? 例えば、「良い」ソフトウェアとは、(機能的に)どうあ るべきですか?また、(もしあるのであれば)どの既存の バイナリ製品を「良い」と思われますか? AC: 「良い」というのは「やって欲しいことをうまくやる。」 ( "Good" means 'does the job people want it to do, and does it well' ) ということだ。あまり正確な定義ではないがね。 良いバイナリ製品の例としては http://planetquake.com/linux/ Quake(英語) を挙げよう。Linux コミュニティは quake が大好きで、 多くの部数を買った。quake がリリースされた当時は、 quake のクローンを作ろうとするのは非常に大きな仕事に なってしまっていただろう。 ChangeLog: ありがとうございました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Alan Cox 氏のページ(日記)は、「What is Alan hacking right now」(or What is Alan doing...)と名 付けられており、カーネル開発の今を知る貴重な情報源の 一つとなっています。 氏が今 hacking に取り掛かっている内容(例えば、3c527 のドライバがあーだこーだということなど。)に cox 夫 妻のほのぼのとした日常(例えば、二人で買い物に行って、 alan にとっては(大きさ・形・値段のすべてが)完全に 同一としか思えない二つの鍋のどちらを買うのかを Telsa が散々悩んだ挙げ句の果てに結局決め兼ねて、明日もう一 度買い物することにしたことなど ;-)が 時折交錯する一 種独特のオーラに包まれています。 (つい先日、 http://interactive.wsj.com/ Wall Street Journal(英語) が氏のページについて言及した時には、世の中どこか狂っ てる、、、と本人は感じたそうです。) さらに詳しく(話の裏側を)知りたい方は、氏のページか ら「The other side of the story」というリンクを辿る とTelsa の日記を読むこともできます。(さらにリンクを 辿ると、ハッキング、クッキング、(ペンギンを抱きなが ら)スリーピング中の http://roadrunner.swansea.linux.org.uk/~hobbit/pics.html サングラスを外した氏の素顔 も見られます。) --- (御意見、御感想、情報提供は、mailto:editor@ChangeLog.net まで。) >====================================================== > > > ■ カーネル > > >====================================================== http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/kernel.html Section Editor: Jon Corbet (LWN) translation etc: Maya Tamiya (ChangeLog) -------------------------------------------------- ・最新情報 -------------------------------------------------- Mon Jul 26 14:12:22 JST 1999現在 (最新リリース 1999/07/22) 開発系 2.3 系列:(pre-patch 類は除く。) 2.3.11 (1999/07/22) 安定系 2.2 系列: (2.2.10 以上を推奨) 2.2.10ac12 (1999/07/20) 2.2.10ac11(1999/07/19) 2.2.10ac10(1999/07/09) 2.2.10 (1999/06/14) 2.0 系列: (2.0.36 以上を推奨) 2.0.37 (1999/06/14) -------------------------------------------------- ・最新開発カーネル -------------------------------------------------- 7月14日現在の最新開発カーネルは、2.3.10 です。 2.3.11 のためのプレパッチが相変わらず忙しく出ていま す。 -------------------------------------------------- ・最新安定カーネル -------------------------------------------------- 7月14日現在の最新安定カーネルは、2.2.10 です。 一方、Alan Cox 氏の http://lwn.net/1999/0715/a/2.2.10ac10.html 2.2.10ac10 (英語) リリースが、ファイル崩壊問題を修正したと考えられてい ます。 けれども、2.2.11 が依然としてリリースされていないと いう事実は、おそらく、この問題が修正されたということ を確信してから先へと進みたいという開発者の気持ちの表 れなのでしょう。 2.2.9 と 2.2.10 におけるファイル崩壊に関する情報をキャッ チアップしたい方には、すべての関連記事(ハードウェア 関連問題は削除されました)が、 http://www.xs4all.nl/~bengel/ext2.html こちらのサイト(英語) から、1ファイルにまとめてダウンロード可能になってい ます。 -------------------------------------------------- ・カーネル読書会 -------------------------------------------------- カーネル読書会がアナウンスされています。 > よしおかと申します. > > YLUG(横浜LinuxUsersGroup)では,時々カーネル読書会というのをやってます. > Linuxに興味があるというのを唯一の拠り所に,カーネル > を肴にわいわい楽しもうという会です.(もちろん宴会つき) > お気楽な会です. > > 参加資格とか特にないですので,参加希望者はわたしまで > メール下さい. > > --------------------ここから--------------------------- > カーネル読書会その3なんですが,昨日溝口の某所を > 予約しました.この案内は采配不自由じゃなくて, > 再配布自由っす. > > 場所:溝口の川崎市高津市民会館 > http://www.mapion.co.jp/cgi/m?no=1091980000195500000 > 第4会議室(なんと50人部屋) > ノクティプラザ 2 の 11 階 > 日時:7月29日(木曜日) > 部屋は5時半から借りてます. > 多分,6時過ぎごろからだらだらとはじまるのでは > ないでしょうか? > > 今回の題材案: > 1)VFSの続き > 2)たれぱんだとは何か? > 3)ソース対醤油の対決 > 4)SMPの謎にせまる > 5)その他各自勝手にやりたいことをやる > > 勉強会という感じのあつまりじゃなくて, > あくまで,読書というか,楽しむために > 集まるつー感じです. > > PCの知識とかi386の知識とかOSの > 知識とか,あろうがなかろうが, > どーにかなるだろうという無謀な > 試みでもあります. > > 多数の参加を待つ〜 > > よ > -- > Hiro Yoshioka/rdbms kernel hacker > mailto:yoshioka@best.com > http://www.best.com/~yoshioka/d/98/ -------------------------------------------------- ・資源管理問題(kernel/resource.c) -------------------------------------------------- 資源管理の問題が、Linus をイライラさせ始めたようで、 彼は忙しい中時間を取って、資源管理パッケージ (kernel/resource.c)を http://lwn.net/1999/0715/a/resource.html 書き直し(英語) ました。 「資源管理関係の問題にはもううんざりだ。階層 の欠如や、静的割り当ては、くだらなくてホン トに嫌。 だから、書き直した。 新しいのは、資源ツリーを生成できる。その一 部の領域を確保することができて、それからそ の中で資源管理を続けることができる。 そして新しいのでは、勝手な制限やマジック定 数なんて存在しない。(0 が IO、1 が MEM な んて、もう過去のもの!)」 -------------------------------------------------- ・NFSv3 -------------------------------------------------- Linux 上で NFSv3 を作動させるための解説とパッチが Michael Kaminsky 氏によって管理されている http://www.pdos.lcs.mit.edu/~kaminsky/nfs3-linux/ このサイト(英語) で提供されています。 Michael は、現在の NFS コードにおける http://lwn.net/1999/0715/a/NFSv3.html 2つの問題(英語) についても指摘しています。 -------------------------------------------------- ・NwFs 1.4.5 -------------------------------------------------- NwFs 1.4.5 (Netware ファイルシステム。FENRIS。)の ソースコードが http://lwn.net/1999/0715/a/NwFs.html ダウンロード可能 (英語) になっています。 もちろん、NwFs で遊ぶためには、Netware パーティショ ンを作成できなければなりません、、、 NWDISK がそのために必要となるツールですが、まだリリー スされていません。 -------------------------------------------------- ・mbuff-0.5 -------------------------------------------------- Tomasz Motylewski 氏が2.2 と 2.0 用の mbuff-0.5 をリ リースしました。 http://lwn.net/1999/0715/a/mbuff.html アナウンス(英語) です。 mbuff は、vmalloc されたカーネルメモリ(どんなサイズ も可)上でmmap メソッドを実装するキャラクタデバイス です。 これは bttv.c ドライバに強く依存していますが、bttv は、Ultraspark をサポートするために 2.3.10pre5 で http://lwn.net/1999/0715/a/bttv.html 大幅に変更されてしまった (英語) ということをAlan Cox 氏が指摘しています。 mbuff パッチの作者である Tomasz Motylewski 氏は、新 しい bttv はモジュールとして Intel アーカテクチャ上 で動作しないので、互換性を維持するために古いバージョ ンを手放さないでいると http://lwn.net/1999/0715/a/bttv2.html コメント(英語) しています。 -------------------------------------------------- ・今週のパッチとアップデート -------------------------------------------------- ・Willy Tarreau 氏の oops メッセージを FD にダンプす るパッチ。 http://lwn.net/1999/0715/a/kmsgdump0.3.1.html バージョン 0.3.1(英語) ・32-bit UID をサポートする Chris Wing 氏の http://lwn.net/1999/0715/a/32-bit.html パッチ(英語) の新バージョン。前回リリースは1年前でした。 ・SGI の kdb 用パッチの http://lwn.net/1999/0715/a/kdb.html バージョン 0.4(英語) ・ http://lwn.net/1999/0715/a/strace.html strace 4.0(英語) ・Jason Hartman 氏による http://lwn.net/1999/0715/a/piii.html Pentium III SSE (英語) サポート。 ・カーネル 2.2.10 と 2.3.10 用 http://lwn.net/1999/0715/a/ext2ACL.html ext2 ACL サポート(英語) ・2.3.10 用 http://lwn.net/1999/0715/a/fat.html FAT ファイルシステム (英語) パッチ。 ・ Richard Gooch 氏による http://lwn.net/1999/0715/a/devfsv114.html devfs v114(英語) ・ http://lwn.net/1999/0715/a/genericPPP.html Generic PPP(英語) かなり実験的です。 -------------------------------------------------- ・おまけ: SGI が Linux 用 に XFS ファイルシステムを オープンソースとしてリリース (※1999年5月27日付のLWNより抜粋) -------------------------------------------------- SGI が Linux 用に XFS ファイルシステムを(まだ特に明 示はされていませんが)オープンソースライセンスの元で リリースします。 詳細と宣伝文句は http://www.newsalert.com/bin/story?StoryId=Cn0oiWbWbu0zusdaWmG プレスリリース(英語) をご覧下さい。 XFS は、「エンタープライズ」用として要求されるすべて の能力--- 高性能、大規模ファイルサポート、ジャーナリ ング等 ---を Linux にもたらすことを約束します。 もしすべて期待通りに行けば、Linux は素晴らしいものを 手に入れたことになります。 そして、この贈り物について SGI に感謝するでしょう。 一方、もちろん、ext2 ファイルシステムに多様な能力--- 高性能、大規模ファイルサポート、ジャーナリング等 --- を追加する作業も進行中です。 そこへ XFS が届けられたわけです。「ext2 の作業を続行 する意義はあるのだろうか?」という質問が今週の linux-kernel ML で提起され、それに対し、「イエス」と いう答えが鳴り響きました。ext2 の作業は続行されるべ きなのです。理由はいくつかあります。 例えば、SGI はまだ、どのライセンスをこのソフトウェア に適用するのかを明示していません。 もしライセンスが GPL と共生できないものである場合、 XFS は標準カーネルの一部になることができません。 SGI はまだ、特許やライセンスの問題が無いかどうかのテ ストにコードのすべてをパスさせる必要があります。また、 実際に Linux にポートすることに関してはまだ詳しいこ とがほとんど分かっていません。 したがって、コードを見るまでには少し時間がかかるでしょ う。 また、もし XFS がカーネルの他の部分に多大な変更を必 要とした場合、それらの変更は Linus を満足させるもの である必要があります。 したがって、ちゃんと機能して安定した XFS を Linux で 見ることができるのは、少なくとも 1年はかかると予測さ れています。 ext2 の作業は、それよりずっと早く要求に応えることが できるでしょう。 ext2 は生き残り、(すべての変更が採り入れられたとき には ext3 と呼ばれるでしょうが)標準の Linux ファイ ルシステムに留まる可能性が高いと思われます。そして開 発は確実に続けられることでしょう。 -------------------------------------------------- ・ご注意 -------------------------------------------------- (f) 2.2.9 と 2.2.10 には(比較的少数の方の環境でしか 影響がないようですが)ファイルシステムの破壊が報 告されています。(1999/06〜) (e) 2.2 系列の 2.2.9 までのカーネルには、システムを ダウンさせられる可能性のあるDoS 攻撃の危険性が報 告されています。(1999/06/02) (d) 2.2.8 は、ファイルシステムが壊れる(ファイルやデ ィレクトリが消えたりメチャクチャになる)等、数多 くの問題が報告されています。 (c) 2.1.89 から 2.2.3 の間のカーネルには、DoS 攻撃に 対して、システムが無防備な状態になるというセキュ リティ上の弱点が指摘されています。 (b) 2.2.0 には、(c) とは別の深刻なセキュリティ上の弱 点も指摘されています。 (a) 2.0.35 以下のシステムにもセキュリティ上の問題が 報告されています。 -------------------------------------------------- ・初めての方へ -------------------------------------------------- ・Linux のカーネルには、一般ユーザ向の安定系カーネ ル (stable kernels)と開発者向の開発系カーネル (development kernels) の二系列があり、基本的にバ ージョン番号で区別するようになっています。 ・バージョン番号の2番目が奇数となっているカーネル (2.1 系列 (2.1.*) や 2.3 系列 (2.3.*) ) が開発系 カーネルで、偶数になっているカーネル (2.0 系列 (2.0.*) や 2.2 系列 (2.2.*) )が安定系カーネルで す。 ・開発系カーネルは、新機能の追加や大幅な実装変更な ど実験的な試みをテストするためのものであり、非常 に不安定なリリースとなっている可能性があります。 ・十分な知識(と時間 :-)を持った方以外は、一般に 安定系カーネルを利用することが推奨されています。 (開発系カーネルには特別な事情がない限り手を出さ ない方が無難です。) ・2.0 系列の安定カーネルは、2.2 系列の安定カーネル が十分に安定するまでの間、2.2 系列で追加された新 機能よりも 2.0 系列で得られる安定性を重視するユ ーザへの利便のために ac (Alan Cox 氏)によってメ ンテナンスされていました。 ・2.0.37 は、何か深刻なセキュリティ問題が浮上しな い限り、2.0 系列の最後のリリースになるはずのもの です。(2.2.10 によって、2.2 系列のカーネルも 2.0.37 と同じくらいに安定したため。) --- (御意見、御感想、情報提供は、mailto:editor@ChangeLog.net まで。) >====================================================== > > > ■ セキュリティ > > >====================================================== http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/security.html Section Editor: Liz Coolbaugh (LWN) Translation etc: Maya Tamiya (ChangeLog) -------------------------------------------------- ・DefCon -------------------------------------------------- 今年は、DefCon ハッカー会議にとって記念すべき年のよ うです。 毎年行われている DefCon ハッカー会議は、より「プロフェッ ショナル」な方々には無視される辺鄙(へんぴ)なイベン トとなる代りに、今年初めて、主流のメディアの注目を得 ました。 この会議のために製作された記事の数は、もう驚異的です。 明らかに、今年始めに何人かの著名なハッカーが会議で証 言した内容が、人々が実際に読みたがる話を常時探してい るこれらのメディアの論調を変えてしまったようです。 いくつかの記事です。 http://www.zdnet.com/zdnn/stories/news/0,4586,2290399,00.html ・ZDNN(英語) 〜ソフトウェア会社はセキュアでないソフトウェ アに対し責任を負うべき。 http://www.computerworld.com/home/news.nsf/all/9907095crypto ・ComputerWorld(英語) 〜暗号についての Bruce Schneier 氏の DefCon での講演 http://www.techweb.com/wire/story/TWB19990709S0007 ・Techweb(英語) 〜L0pht Heavy Industries の Anti-Sniff 1.0 http://www.zdnet.com/zdnn/stories/news/0,4586,2292116,00.html ・ZDNN(英語) http://www.zdnet.co.jp/news/9907/13/cdc1.html (日本語) 〜Cult of the Dead Cow(CDC: カルト・オブ・ザ・ デッド・カウ)の新しい 2つのプロジェクト http://www.wired.com/news/news/technology/story/20671.html ・Wired News(英語) http://www.hotwired.co.jp/news/news/2730.html (日本語) 〜「DefCon まとめ」 -------------------------------------------------- ・米司法長官、暗号輸出規制の支持を表明 -------------------------------------------------- 米司法長官の Janet Reno 氏が、暗号輸出規制をなくそう とうする試みに反対する証言をしました。 彼女の証言の全文とコメントのいくつかが http://www.usia.gov/cgi-bin/washfile/display.pl?p=/products/washfile/latest&f=99071303.clt&t=/products/washfile/newsitem.shtml 公開(英語) されています。 彼女の懸念は、法執行機関(警察)に提唱されている標準 的な懸念を反映したものです。しかし、輸出管理が実際に は暗号へのアクセスを制限しているわけではないという点 の理解に欠けています。 「しかし暗号の利用が広まると事実上このような 例外を考慮せず、議会が確定した手続きの下で 裁判所から得た令状を持っても、公安を守るの に不可欠な情報を得ようとする法の執行を妨げ てしまうのです。」 -------------------------------------------------- ・英国の新法案 -------------------------------------------------- http://lwn.net/1999/0708/security.phtml 先週 LWN (英語) では、英国の新しい法案についてお伝えしました。この法 案は警察と情報機関により多くの権限を与えてしまうもの です。そして LWN は、この法案が既に通過したかのよう な記述をしてしまいました。 しかし、これは誤りであることをBruce Stephens 氏が http://lwn.net/1999/0715/a/uk.html 指摘(英語) して下さいました。 この法案は、提案されましたが、通過はまだしていません。 実際、現在の会期内に通過する見込みはなさそうです。 http://www.techweb.com/news/story/TWB19990709S0004 その後の経過についての記事(英語) があります。現在、野党が法案の通過を妨害している理由 について議論しています。 「木曜夜、保守党 IT スポークスマンのAlan Duncan 氏が語ったところによると、同党は、 現在の形での法案の通過には賛成しないという ことです。」 また、氏によると法案は「その目的のためにしては長すぎ るし厳しすぎる」、「3ページでよいところを、30ページ に渡る複雑な文書にしている」ということです。 -------------------------------------------------- ・国際的な暗号化ポリシーについての概説記事 -------------------------------------------------- http://www.securityportal.com SecurityPortal(英語) に、国際的な暗号化ポリシーについての http://securityportal.com/crypto.html 良い概要記事(英語) があります。 「世界で最も暗号フレンドリーな地域? ラテンアメリカだよ。」 -------------------------------------------------- ・Netscape 4.6-0 -------------------------------------------------- Bugtraq に投稿された http://securityfocus.com/templates/archive.pike?list=1&date=1999-07-8&msg=Pine.LNX.4.10.9907022123460.27044-100000@localhost ノート(英語) によると、現在 Netscape 4.6-0 は、Javascript を実行 可能にしていると、「同じサーバからのクッキーのみ」を 正しく実施しません。 これは、ユーザが設定の「表示しているページと同じサー バからの cookie のみを受け付ける」(Only accept cookies originating from the same server as the page being viewed)を選択している場合に、プライバシー侵害 に繋がる可能性があります。 この場合、元の HTML ページからではない第3者の広告は 自動的に拒否されるべきなのですが、実際にはそうする代 わりに、警告無く受け入れてしまいます。 これを利用すると、第3者がユーザのウェブ上での行動を まったく関係のないウェブサイトから追跡できることにな ります。 このセキュリティ報告に対する Netscape からの回答はま だ出ていません。 この報告は 2件の投稿を呼びました。 http://securityfocus.com/templates/archive.pike?list=1&date=1999-07-8&msg=4.2.0.56.19990710164731.017b21b0@paradise.net.nz この投稿(英語) は、Netscape が認めたバグについて言及しています。 Netscape はそのバグを 4.51 で修正したと主張していま したが、Yahoo Mail への影響のために、実際には修正し ないことにしたということです。 -------------------------------------------------- ・Linux 2.0.37 Custom メモリ設定の問題修正パッチ -------------------------------------------------- カーネル 2.0.37 における「Custom」メモリ設定に関する 問題を修正するパッチがSolar Designer 氏によって http://securityfocus.com/templates/archive.pike?list=1&date=1999-07-8&msg=199907111645.UAA01354@false.com 公開(英語) されています。 -------------------------------------------------- ・その他のアップデート -------------------------------------------------- 先週(1999/7/8〜14)は、Caldera、Debian、Red Hat、 Slackware、SuSE からのアップデートは出ていません。 --- (御意見、御感想、情報提供は、mailto:editor@ChangeLog.net まで。) >====================================================== > > > ■ デベロップメント > > >====================================================== http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/devel.html Section Editor: Liz Coolbaugh (LWN) Translation etc: Maya Tamiya (ChangeLog) -------------------------------------------------- ・日本 PostgreSQL ユーザ会設立 -------------------------------------------------- http://www.jp.postgresql.org/ 日本 PostgreSQL ユーザ会(日本語) が設立されました。 詳しくは、 http://www.jp.postgresql.org/ug/press-release.html こちら(日本語) をご覧下さい。 > 日本PostgreSQLユーザー会設立記者発表会資料 > > 日本PostgreSQLユーザー会 > > PostgreSQLとは > > PostgreSQL(「ポストグレス」と呼称します)は、Linux及びFreeBSD > をはじめと するUNIX系OS上で稼働する、オープンソースのデータ > ベースです。PostgreSQL は無償で利用でき、しかも完全なソースコ > ードが公開されているソフトウェア です。 > > PostgreSQLは、1986年に、カリフォルニア大学バークレー校(UC > B)の Michael Stonebraker(マイケル・ストーンブレーカー)教授の > 率いるデータベー ス研究プロジェクトの中で生まれたPostgresから > 始まっています。その後、 様々な人達の改良が加わり、1994年 > Postgres95、1996年PostgreSQLへと進化し ました。 > > 近年、LinuxがオープンソースのOSとして話題になっています > が、OSの次に はDBがオープンソース化されると言われながら、 > その本命が定まっていない のが現状でした。その中でPostgreSQLが > 注目され始めています。 > > 特に、最近リリースされたバージョン6.5では、レコードロックが可 > 能とな るなど、商用DBと変わらない基本機能を実現しています。 > 今後は中小規模の ネットワーク用DBとして、LinuxやFreeBSD等 > とセットで広く利用されると考 えております。 > > 日本PostgreSQLユーザ会設立の経緯 > > PostgreSQLは、現在カナダのトロントに設置されたサーバ ( > http://www.postgresql.org/) を拠点に、世界中のボランティアの手に > よって 開発されています。 > > 日本においては、1996年12月9日に石井達夫がPostgreSQLのメーリ > ングリストを スタートさせ、現在1,700名以上の講読者が登録がさ > れています。メーリン グリストのページ ( > http://www.sra.co.jp/people/t-ishii/PostgreSQL/) には1999年7月まで > に、約260,000回のアクセスが行われ、特に最近はアクセス回 数、 > 講読者数共に急増しています。1999年6月に石井達夫がメーリング > リス トに対して、ユーザー会設立を呼びかけ、有志により準備委員 > 会がスタートし ました。 > > 1999年7月23日設立総会および第1回理事会を開催し、任意団体と > して活動を開 始しました。既に、ユーザー会のウェブ・ページ ( > http://www.jp.postgresql.org/) の立ち上げを始めています。また、活 > 動の第1弾として協賛企業のご協力により PostgreSQLの最新情報を > まとめたCD-ROM 3,000枚の無料配布を行いました。 > > 日本PostgreSQLユーザー会の目的 > > 本会は日本におけるPostgreSQLの普及と発展を主な目的とします。 > 具体 的には以下の活動を行います。 > > 1.PostgreSQLの研究開発および普及促進 > 2.PostgreSQLに関する情報の公開 > 3.会員相互および外部との技術的・人間的交流 > > 初年度事業計画(概要) > > 1.ユーザー会ウェブ・ページなどの立ち上げと維持 > 2.PostgreSQLの啓蒙普及活動 > 3.PostgreSQLのドキュメント充実 > 4.地区会の立ち上げと活動支援 > 5.分科会の立ち上げと活動支援 > 6.Donation の募集 > > 初年度役員 > > 担当 > 氏名 > 所属 > 理事長 > 石井達夫 > (株)SRA > ネットワーク担当 > 福原一朗 > インターネット互助会横浜 > ネットワーク担当 > 三村茂樹 > MSD-JAPAN > ネットワーク担当 > 青木利美 > (株) キノトロープ > 技術担当 > 片岡裕生 > インターウィズ > 分科会担当 > 桑村潤 > (株)計算力学研究センター > 渉外担当 > 大谷明 > (株)ミロク情報サービス > 事務局担当 > 多度純一 > (株)ミロク情報サービス > 監事 > 長谷川次郎 > 長谷川会計事務所 所長 > > > 設立発起人 > > 氏名 > 所属 > 近藤直文 > (株)ソフト工房 > 佐藤通敏 > ソニー株式会社 > 鈴木貴路 > (株)LINKcom > 谷田豊盛 > (株)エス・スリー・フォー > 豊倉圭 > (株)LINKcom > 中嶋睦月 > (株)インターナショナルシステムリサーチ > 樋口千洋 > LILO/NetFort/LLC > 堀田倫英 > 十八ソフトウェア(株) > 宮本和明 > (株)ホライズン・デジタル・エンタープライズ > 安田直義 > (株)ディアイティ > 矢内原 契 > (株)理経 > > > 及び監事を除く役員 > > 設立時の協賛企業(14社) > > 企業名 > URL > 株式会社イーヤマ販売 > http://www.iiyama.co.jp/ > 株式会社インターナショナル システム リ > サーチ(ISR) > http://www.isr.co.jp/ > 株式会社SRA > http://www.sra.co.jp/ > NTTコミュニケーションズ株式会社 > http://www.ntt-c.co.jp/ > キヤノン販売株式会社 > http://www.canon-sales.co.jp/ > 株式会社 計算力学研究センター > http://www.rccm.co.jp/ > 株式会社サードウェア > http://www.3ware.co.jp/ > 株式会社シナノ電子技研 > http://www.shinanoee.co.jp/ > 株式会社シネックス > http://www.synnex.co.jp/ > 住商エレクトロニクス株式会社 > http://www.sse.co.jp/ > ぷらっとホーム株式会社 > http://www.plathome.co.jp/ > 株式会社ホライズン・デジタル・エンタ > ープライズ(HDE) > http://www.hde.co.jp/ > 株式会社リンコム > http://www.linkcom.co.jp/ > 株式会社ミロク エンジニアリング サービ > ス(MES) > http://www.miroku-eng.co.jp/ > > > (アイウエオ順) -------------------------------------------------- ・linux-prog ML -------------------------------------------------- http://linux.nd.to/ linux-prog ML(日本語) がアナウンスされています。 「プログラム作成時に頼りになるコミュニティーが欲しい!」 ということで、発足させた、ということだそうです。 詳しくは、 http://linux.nd.to/guide.html こちら(日本語) をご覧下さい。 > Linuxプログラマーズ メーリングリストを発足させました。 > > 「プログラム作成時に頼りになるコミュニティーが欲しい!」ということで、 > 発足させました。本MLはLinuxでのプログラミングや、ソフトウェアの設計に関 > する情報や意見、プログラミングテクニックなどの交換を主な目的としています。 > > 参加資格は、Linux他での設計、開発に興味がある、やっている方なら他に誰で > もかまいません。 > 初めにLinuxが付きますが、Linuxにこだわるということでなく主にLinuxです。 > > > 詳細や過去ログは > > http://linux.nd.to/ > > > このメーリングリストサーバへの参加(登録)は > > subscribe あなたの名前 > 例: > subscribe Hoge Hogeo > > というコマンドをメール本文に書いて > アドレス <linux-prog-ctl@nd.to> へ送って下さい。 > > ---- > 仁村 誠 > Linux programmers ML http://linux.nd.to/ > dev_null@nd.to -------------------------------------------------- ・Guile -------------------------------------------------- guile-fltk バージョン 0.2.0 が http://lwn.net/1999/0715/a/guile-fltk.html 発表(英語) されています。 「guile-fltk は、C++ Fltk ウィジェットセット と Guile を結び付けます。 まだ開発は進行中ですが、すでにかなり使える ものになっており、私自身 scheme で Fltk の テストスィートアプリケーションの多くを書き 直しました。」 コメント募集中とのことです。追加情報は、 http://agnews.tamu.edu/~jpalmer/ewave/guile-fltk.html こちらのサイト(英語) にあります。 -------------------------------------------------- ・Java:プレゼンテーションツール -------------------------------------------------- オープンソースなプレゼンテーションプログラムを作ろう という目的の http://www.nl.linux.org/~armijn/java.html 新しいプロジェクト(英語) があります。Java で開発される予定です。 まだ初期の設計段階にあるので、今がチャンスです。意見、 見解をプロジェクトに送って下さい。 -------------------------------------------------- ・Java:JDK アップデート -------------------------------------------------- JDK 1.2_pre-release-v2 の既知のバグについての http://www.blackdown.org/java-linux/jdk1.2-status/known-bugs.html ウェブページ(英語) が、7月9日にアップデートされました。 その他の http://www.blackdown.org/java-linux/jdk1.2-status/ JDK 1.2 状況 (英語) のページは、最近更新されていません。 -------------------------------------------------- ・Perl:Perlmonth -------------------------------------------------- Perlmonth の第3版が http://www.perlmonth.com/index.html?issue=3&id=931991616 公開(英語) されています。 新しい記事が 8件含まれています。embperl、pod、perl での集合記述から、Apache や XML まで多様なトピックが 取り上げられています。 -------------------------------------------------- ・Perl:MIDI-perl -------------------------------------------------- MIDI-perl のためのメーリングリストが創設されました。 詳細は、 midiperl-request@maths.ex.ac.uk 宛にメッセージを送って下さい。 -------------------------------------------------- ・Python:SEMI プロトコル実装 -------------------------------------------------- セミコンダクタ製作に使用される機器のためのSEMI 機器 管理標準プロトコル(SEMI Equipment Control Standard protocol)の Python での実装が http://www.mems-exchange.org/exchange/software/secs-i/ 発表(英語) されました。 -------------------------------------------------- ・Python:Alfajor -------------------------------------------------- Alfajor は、設定可能なクッキーフィルターです。最近 http://www.andrewcooke.free-online.co.uk/jara/alfajor/index.html 発表(英語) されました。 -------------------------------------------------- ・Python:gimp-python -------------------------------------------------- gimp-python 0.4 が http://lwn.net/1999/0715/a/gimp-python.html 発表(英語) されました。gimp-python は、Gimp 用のプラグインを書 くためのPython モジュールです。 この新しいバージョンは、gimp 1.1 (gimp 1.0 も)をサ ポートしています。 -------------------------------------------------- ・Python:PIDDLE -------------------------------------------------- http://lwn.net/1999/0715/a/piddle.html PIDDLE (英語。 Plug-In Drawing, Does Little Else) の 3つめのαリリースが公開されています。 この新しいバージョンでは、バグ修正とともに、統合テス トフレームワークも追加されています。 PIDDLE は、クロスプラットフォーム、クロスメディアな、 描画API です。お望みのバックエンドのレンダリングエン ジンを選択することによって、Python プログラムから、 PDF, EPS, TK, MacOS QuickDraw, PIL canvas (とそこか ら PNG, GIF, JPEG, etc.) などへの出力を得ることがで きます。 -------------------------------------------------- ・Python:Stackless Python -------------------------------------------------- そして、私達の大好きな「普通じゃない」プロジェクト、 http://lwn.net/1999/0715/a/stackless.html Stackless Python(英語) は、バージョンが 0.3 に上がっています。 -------------------------------------------------- ・Smalltalk -------------------------------------------------- POC(Portable Object Compiler)の http://lwn.net/1999/0715/a/poc.html リリース 2.3.11(英語) が入手可能になっています。 POC は、Objective-C のプリプロセッサです。 Objective-C を C へ変換します。 この新しいバージョンは、Smalltalk により良く対応する Objective-C のクラス名を持っています。 -------------------------------------------------- ・Tcl/Tk:Tcl-URL! -------------------------------------------------- Tcl-URL! が帰ってきました! http://lwn.net/1999/0715/a/tclurl.html 今週の記事 (英語) は、いくつかのバグ報告と、HOW-TO 質問が取り上げられ ています。 Tcl/Tk 8.2 に関するコメントは、7月23日が締切だと呼掛 けられています。 -------------------------------------------------- ・Tcl/Tk:TkGS -------------------------------------------------- TkGS プロジェクトに http://lwn.net/1999/0715/a/tkgs.html メーリングリスト(英語) ができました。 TkGS は、Tk のための新しいグラフィックサブシステムを 定義します。デバイスに依存しないことが念頭に置かれて います。 -------------------------------------------------- ・Windows 95/98/NT 用スクリーンセーバ -------------------------------------------------- Windows 95/98/NT 用の http://howto.linuxberg.com/saver/ スクリーンセーバ(英語) にはご興味をお持ちでないですか? では Linux のナイスなスクリーンショット集が見られる としたら、どうでしょう? お友達や、ご家族、同僚の方々に Linux を紹介するのに 最適です!これは、Marco Iannacone 氏によるものです。 氏は、イタリア語 Linux FAQ の著者として最も良く知ら れています。 -------------------------------------------------- ・FreePM -------------------------------------------------- FreePM プロジェクトが、サイトを http://www.freepm.org/ (英語) に移動しました。 -------------------------------------------------- ・Ganymede -------------------------------------------------- Ganymede 0.99.4 が http://lwn.net/1999/0715/a/ganymede.html リリース(英語) されました。 「Ganymede は、Java で書かれたネットワークディ レクトリ管理システムです。GPL で配布されて います。NIS、DNS 等のチーム管理のサポート を提供します。」 -------------------------------------------------- ・Gnome:Gnome サマリー -------------------------------------------------- Gnome サマリーの http://lwn.net/1999/0715/a/gnome.html 7月4〜11日号(英語) が出ています。 ・Unicode テキストのための GTK+ フレームワークである GScript のコーディングが始まりました。製作に参加ご 希望の場合は、Gnome API ドキュメンテーションの情報 を http://developer.gnome.org/arch/doc/api-help.html チェック (英語) して下さい。 ・Gnumeric (GNOME の表計算ソフト)が、欠落していた 主な機能の一つであるプリント機能をサポートしました。 ・そして重要なのは、先週もご紹介しましたが、まだご覧 になっていない方、 http://developer.gnome.org (英語) が公開されています。多くのドキュメント、白書等があ ります。 -------------------------------------------------- ・ht://Dig -------------------------------------------------- Geoff Hutchison 氏が ht://Dig (検索エンジンソフト) プロジェクトの現況を知らせて下さいました。 報告によると、バージョン 3.2 開発の主なアーキテクチャ の変更は、後1〜2週間で完成に近づくとのことです。 フレーズ検索のためのデータベースサポートと、複数の通 信プロトコルのサポートは、今週をもって終る予定です。 また、Unicode/UTF-8 サポートに興味がある、または知識 を持っていて助けてくれる方を探しているとのことです。 興味を持たれた方は、開発者メーリングリストである htdig3-dev@htdig.org までメールでご連絡下さい。 -------------------------------------------------- ・icecast -------------------------------------------------- 「次世代音声ストリーミングサーバ」のicecast のバージョ ン 1.3 が http://lwn.net/1999/0715/a/icecast.html 発表(英語) されました。 今回のバージョンで、一つのサーバから複数のストリーム がサポート可能になり、新しい管理ツールが追加され、メ タデータストリーミングがサポートされました。メタデー タストリーミングは、 「実際の音楽データを破壊したり干渉したりせず に、ストリームについての情報を表示する新し い、頑強な方法」 です。 メタデータストリーミングは、出て来たばかりの新しい標 準で、Sonique、K-Jofol、FreeAmp、MacAmp、XMMS MP3 プ レーヤの作製者との協力のもと開発されているようです。 -------------------------------------------------- ・KDE -------------------------------------------------- KDE 開発ニュースの http://lwn.net/1999/0715/a/kdenews.html 7月8日号 (英語) が Navindra Umanee 氏から届いています。 まだ準備段階のハイカラーアイコンに関する警告がありま すが、全体的には、KDE の次のリリースは http://lists.kde.org/?l=kde-devel&m=93083291707876&w=2 スケジュール(英語) 通りのようです。 -------------------------------------------------- ・Mozilla/Netscape -------------------------------------------------- 2,3週間前に、Netscape のライセンスの将来は不明である ことを示す内容の http://www.news.com/News/Item/0,4,38605,00.html?st.ne.fd.mdh.ni news.com の記事(英語) http://japan.cnet.com/News/1999/Item/990701-1.html (日本語) をご紹介しました。 この件に関して、 http://www.mozillazine.org MozillaZine (英語) に http://mozillazine.org/talkback.html?article=650 説明(英語) があります。 どうやら、news.com の元記事は、勘違い記事の最高傑作 であったようです。 まだ(Sun ではなく)AOL が Netscape を管轄しており、 Mozilla に対して完全なサポートを表明しています。 -------------------------------------------------- ・Midgard -------------------------------------------------- Midgard の http://lwn.net/1999/0715/a/mws.html 新しいメジャーリリース (英語) である、バージョン 1.1 (「Iron River」とも呼ばれて いた)がリリースされています。 Midgard は、PHP ベースで、フリーで入手可能なウェブア プリケーション開発・出版プラットフォームです。 この新しいリリースでは、URI マッピングの拡張や、PHP 3.0.11、 Midgard がより良く PHP と「遊ぶ」ための関数 名の変更、が取り上げられています。 -------------------------------------------------- ・VirtuaLaw -------------------------------------------------- http://virtualaw.dunsinane.net VirtuaLaw (英語) は、バーティカルな分野(垂直市場。特定領域)における オープンソースプロジェクトの一つです。「訴訟事例管理」 に焦点が当てられています。 ただ、 ( http://virtualaw.dunsinane.net/abou.htm このページ(英語) によると)Linux バージョンも計画はされていますが、 VirtuaLaw は元々 Microsoft Access と Visual Basic で 構築されており、したがって現在は Microsoft のシステ ム(または VMWare)でしか走らない点にご留意下さい。 -------------------------------------------------- ・Wine:Wine Weekly News -------------------------------------------------- http://www.winehq.com/News/1999-28.html 7月13日 (英語) の Wine Weekly News が公開されています。 -------------------------------------------------- ・Wine:Windows NT の競合相手? -------------------------------------------------- Wine Headquarters のウェブマスターであるDouglas Ridgway 氏の発言が http://www.wired.com/news/news/technology/story/20637.html Wired の記事(英語) http://www.hotwired.co.jp/news/news/Technology/story/2724.html (日本語) に載っています。Wine が、Windows NT (Linux ではなく!) の計画的な競合相手であることに関しての発言です。 「マイクロソフト社はずっと以前からわれわれの プロジェクトを知っている。問題に感じている としたらすでに何か言ってきているはずだ」と ダグラス・リッジウェイ氏は語った。」 -------------------------------------------------- ・Zope -------------------------------------------------- Zope Weekly News の http://lwn.net/1999/0715/a/zope.html 7月15日号(英語) が届いています。 Zope のαリリースがもう一つ出ていて、 Zope 2.0 βが近づいているということです。 --- (御意見、御感想、情報提供は、mailto:editor@ChangeLog.net まで。) >====================================================== > > > ■ ディストリビューション > > >====================================================== http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/dists.html Section Editor: Liz Coolbaugh (LWN) translation etc: Maya Tamiya (ChangeLog) -------------------------------------------------- ・ プロジェクト Dice 始動 -------------------------------------------------- 日経BP主催の Linux Exhibition'99 で http://dice.debian.gr.jp/ プロジェクト Dice (日本語) がアナウンスされました。 新たな Linux ディストリビューションではなく、Debian GNU/Linux の精神を受け継ぐとともに、その新たなスタイ ル(配布と導入のしやすさ)を追求する、Debian GNU/Linux システムそのもの(サブセット)、ということ だそうです。 実際のリリースは8月末に予定されています。 プロジェクト Dice に関して、アナウンス文だけでは不明 な部分に関しかなりの数の質問が飛び交ったこともあり、 「Project Dice がなにをやろうとしているかということ」 に関するホワイトペーパー(下記に引用)も公開されまし た。 詳しくは、こちらをご覧下さい。 ※ 以下に引用する資料はすべて http://dice.debian.gr.jp/ プロジェクト Dice のページ (日本語) で公開されています。 ---------------------- Dice 1.0リリースノート ---------------------- http://dice.debian.gr.jp/Dice-Release.html Dice 1.0リリースノート > Dice Linux リリースについて > > 1999 年 7 月 22 日 > Project Dice > > Dice Linux、これは Debian GNU/Linux システムの新しいステップへの我々 > Project Dice からの提案です。 > > この度 Project Dice は、配布と導入のしやすさを追及した > Debian GNU/Linux システム『 Dice Linux 1.0 』をリリースします。 > > 本システムでは Project Dice の成果を利用し、国際化を視野にいれつつ、誰 > でもすぐに日本語環境での利用ができるよう、日本語環境向けにアプリケー > ションパッケージを厳選しています。 > 本リリースでは、ソースCDが1枚、バイナリCDが1枚、合計CD-ROM2枚の配布が > 容易なサイズで提供します。 > > ■ Project Dice とは > > プロジェクトの名称である Dice は Debian Impressive Computing > Environment に由来しています。 > > Project Dice は、Debian GNU/Linux システムの導入方法および配布形態のあり > かたを探究するために組織されたプロジェクトです。メンバは北目 拓郎、 > 鵜飼 文敏、前原 恵太、石川 睦、大沢 進、荒木 靖宏、やまだ あきら により > 構成され、全員が Debian 開発メンバでもあります。さらにアドバイザーとして、 > Project Vine から鈴木 大輔氏に参加していただいています。 > > ■ なぜ Dice Linux なのか、そして Dice Linux の特徴 > > Dice Linux は、新たな Linux ディストリビューションではありません。 > Debian GNU/Linux の精神を受け継ぐとともに、その新たなスタイルを追求する、 > Debian GNU/Linux システムそのものです。 > > Dice Linux の特徴: > > ● 容易な配布(Distribution) > > Dice Linux は、配布と導入に優れた Debian GNU/Linux システムを提供します。 > > ・コンパクトな提供形態。 > ・収録パッケージを厳選。 > ・簡単な導入手順。 > ・自由に再配布可能。 > > ● 国際化(Internationalization) > > Dice Linux は、Debian GNU/Linux の国際化へのステップを創造します。 > > ・Debian の国際化を視野に入れつつ日本語化を重視。 > ・Debian に提供された Debian JP Project の成果を収録。 > ・強力な日本語環境を標準で提供。 > ・日本語化の成果は Debian にフィードバック。 > > ● 互換性(Compatibility) > > Dice Linux は Debian GNU/Linux との 100% の互換性を保証します。 > > ・Debian ポリシーに完全対応。 > ・Debian と同様の使いやすく洗練されたシステムを提供。 > ・Debian 標準パッケージを利用可能。 > ・Debian 向け商用ソフトウェアにも対応。 > > ● 拡張性(Extensibility) > > Dice Linux は、Debian GNU/Linux と同様の、高い拡張性を追求します。 > > ・豊富な Debian パッケージを即座に利用可能。 > ・Debian 同様の迅速なセキュリティー対応。 > ・ライセンスがクリアな Debian システムのため、商利用にも最適。 > ・商用アプリケーションとのタイアップを考慮。 > > プロジェクトメンバが Debian の開発メンバでもあることからもわかるように、 > Dice Linux は、今後の Debian GNU/Linux の方向性を探るプロジェクトでもある > と言ってよいでしょう。したがって、Dice Linux の開発によって得られた成果 > は、すべて Debian Project にフィードバックされます。 > > また、簡単なエディタ、メールクライアント、PPPツールなどを、Dice Tools > (略称 dtools)と称し開発中です。dtools のうちいくつかは、Dice Linux 1.0 > に含まれる予定です。 > > ■ 動作プラットホーム > > Dice Linux 1.0 は以下のアーキテクチャで動作予定です。 > > ・PC/AT 互換機(i386) > ・Alpha PC (alpha) > ・Sparc Workstation (sparc) > ・PowerPC (powerpc) > > また、以下のプラットホームのサポートについては現在検討中です。 > > ・NEC PC-98x1 (pc9800) > ・FM-TOWNS (towns) > > ■ 配布について > > Dice Linux は以下の方法で配布する予定です。 > > ・ftp/http などの Internet リソース > ・雑誌/書籍の付録 CD-ROM > ・製品パッケージ > > ■ リリース時期 > > 1999 年 8 月末 PC/AT 互換機版リリースの予定。Alpha、Sparc、PowerPC、 > (PC-98x1、FM-TOWNS) についても順次リリースの予定です。 > > ■ 連絡先 > > Dice Linux 及び Project Dice に関するお問い合わせは、 > > dice@debian.gr.jp > > までお願いします。 > > また、WEB上での情報は http://dice.debian.gr.jp/ をご参照ください。 > > 以上 > > Project Dice 代表 > 北目 拓郎 > kitame@debian.gr.jp ---------------------- Project Dice と Dice Linux の活動が終了するとき ---------------------- http://dice.debian.gr.jp/dice-goal.html Project Dice と Dice Linux の活動が終了するとき > Project Dice と Dice Linux の活動が終了するとき > > 1999年7月23日 > > Project Dice は Debian GNU/Linux の配布、導入方法への新たの提案を行 > い、 さらに実装と実証を行うためのプロジェクトです。 これが我々の > 唯一の目標です。 > > Project Dice が解散するとき > > Project Dice の目的は、Debian GNU/Linux の配付/導入方法の新しい > 手法/アプローチの提案です。したがって、Project Dice での開発の > 成果/経験は、全て Debian Project にフィードバックされます。 > > そして、フィードバックが成されたとき、あるいは、これを越える > 成果に 発展したとき、失敗におわったと判断したとき、Project Dice > は解散します。 > > 期待される有形の成果: > 1.Debian(slink)で導入されたパッケージツール apt の改良 > 2.非インタラクティブなインストールツールの開発 > 3.カスタマイズされたCD作成プログラム > 4.コアとそれ以外の分離配布 > 5.dtools > PPPツール "dppxp" , エディタ "dedit" , メーラ "dmail" > 現在、Debian のインストールにあたっての障害として、インストー > ル中に 設定の入力を要求される場面があります。 また、Debian の > インストールを困難にしている要因として、多数の パッケージがあ > るために、 最も一般的なインストール手段である CD-ROM が多数 > になり、 入手がむずかしいことがあります。 特に雑誌媒体での入 > 手は困難です。 > > Project Dice では、これらの解決のために、上で挙げた事項を > Debian Project に提案、および提供し、同時にその実効性を証明す > るために Dice を作成し、リリースします。 > > 我々の成果が Debian Project にすべて反映されたとき、 Project Dice > は解散します。 ---------------------- Project Dice White paper (1999/07/26 rev 0.59) ---------------------- http://dice.debian.gr.jp/Dice-WhitePaper.html Project Dice White paper (1999/07/26 rev 0.59) > Project Dice White paper (1999/07/26 rev 0.59) > ○Debian GNU/Linux のかかえる問題点 > > 1)サイズの大きさ > 現在開発中の potato では、main, contrib の binary CD だけで 3 枚に > なろうとしている。 > > 2)インストール時の dselect の利用 > これには、さまざま意見があるだろうが、少なくとも世間一般には > 「dselect = ダメ」という概念が刷り込まれてしまっているのは間違い > ない。また、実際問題 dselect のインターフェースが「特別」優れてい > るということもない。 > > 3)インタラクティブなインストール処理 > ({pre,post}{inst,rm}における、対話処理) > 対話式の処理が入ることによって、インストールの作業時にマシンに張り > 付いている必要がある。また、このことから大量のマシンへのインストー > ル作業を行うことが困難。 > > 4)インストールプロセスそのものの問題 > インストーラ自体の見せ方/機能などが貧弱。各種ハードの自動認識機能 > などもない。 > > つまり、Debian GNU/Linux の普及を妨げるものとして、 > > A) 実際の配布を行うのが非常に困難であること > B) 実際に配布されたものを入手したユーザがインストール作業を行う時点で > の障壁が高すぎること > > が、大きな問題点であると我々は認識している。 > > ○Project Dice の目的 > > 簡単に言えば、以上のような問題点を解決すべく、実作業を行ってみようと > いうのが Project Dice である。 > > A) 実際の配布を行うのが非常に困難であること > > -> Debian GNU/Linux の分割配布の可能性 > それ自体が単体で十分利用できるコア部分とそれ以外の部分。 > もしくは、それ以外の方法による分割配布の可能性とその提案。 > また、その配布形態を支援するための各種 tool の整備。 > > B) インストールの障壁の高さ > > -> インストールプロセスの改良 > 非インタラクティブインストールの実装。 > > これらの成果はすべて Debian Project にフィードバックしていく。 > > また、これらの成果を利用した配布形態の一例として Dice を作成する。 > Dice を普及させることは、結果的に Debian GNU/Linux 自体を普及させる > 一つの方法であると考えている。 > > また、付加的な(実験的な)取り組みとして以下のような研究課題も挙げておく。 > > ・メール以外のインターネットメディアを利用した開発形態の検討 > ・オープンプロジェクト内での少人数によるクローズド開発のメリット/デメ > リットの検証 > ・メンバー間での新しい情報共有の方法の模索 > > ○実際の Project Dice の活動 > > 究極的には Project Dice の成果がすべて Debian Project にフィードバック > され、Dice のような配布形態が Debian generic なものとなること。また、 > Project Dice の活動そのものが Debian Project に吸収され、debian-boot + > debian-cd ML の置き換えとして機能することを目指す。 > > Project Dice はそのための Task Force であり、永続的な活動を目指すため > のものではない。 > > その活動の成功/失敗いかんに関わらず、結果が出たと判断した時点で解散する。 > > > ○実際に期待される成果物 > > 上記の目的を達成するために、以下のようなサーベイ/検討/提案/実装を行う > 予定である。 > > 1) 分割配布を補助するためのツール群の整備 > > 依存関係を整理して、パッケージ/ソースを取り出し CD image を作成する > ツールの作成が急務である。現状 Yacs というツールが出ているため、そ > のツールのサーベイ、利用可能かどうか、改良するならどの点かという点 > の調査も行っている > > 2) dselect を利用しない > > インストール時に dselect を利用しないとなると、可能な限り apt で処 > 理を行うことになる。この apt の利用に関する周辺技術と apt 自体の問 > 題点の洗いだし、改良ポイントなどを探る。 > > 3) 非インタラクティブなインストール処理 > > 非インタラクティブインストールの実装に関しては、現在 > Wichert Akkerman & Joey Hessによる debconf、Goswin Brederl による > dpkgconf が発表されており、その設計/実装に関して調査を行っている。 > また、現在開発中の dpkg v2 (Debian Project 内の数人によってクローズ > ドに開発が行われている)の成果も期待できる。 > > 4) インストーラそのものの強化 > > いくつかアイデアはあるが、最低限のインタラクションしか要求しない、 > お手軽モード的なものは必須。 > > 5) Dice > > 以上の成果を利用して、その有用性/問題点を確認するため Debian > GNU/Linux のサブセット的配布である Dice を作成する。今まで述べてき > たことからわかるように Dice の作成には、100% Debian GNU/Linux の > .deb を利用し、それを整理して取り出す形になる。 > つまり、足りないもの(Dice の配布 CD に納められていないもの)を補えば > Debian GNU/Linux そのものである。 > > 6) Dice Tools > > これはほとんどオマケ的なもので、Vine Tools がライセンス的問題によ > り Debian にcontribute できないことから、類似する物を DFSG Freeで > 開発し Debian への contribute しようとしたことから始められた。 > とりあえず、外向けのインパクトなど考えたことから Dice Tools と名 > 乗っているが、場合によっては Dice がリリースされる前に Debian に > Upload されるかもしれない。 > > 7) Project Dice の開発形態に対する考察 > > 最終的に、この部分がまとめられるかどうかは難しいのかもしれないが、 > 今回のような Debian JP Project とはちがった形態のチームを組んだこ > とによるメリット/デメリット、メンバー間の情報共有の方法に関する社会 > 学的見地からの考察なども視野に入っている(論文でもまとめられれば面白 > いかも)。 > > ------------- > 以下、具体的な補足 > > ・プレスリリースの意味 > > 7/22 に発表したリリースノートからは、以上のような意図を読み取るのは > 不可能でしょう。なぜならそもそも、以上のようなバックボーンとなる > 話の内容を意図的にはずしたからです。 > > あれは上記の成果のうち、外から見てわかりやすい部分、つまり Dice 自 > 体に絞ってそのリリースのみをうたったものです。 > > なぜそうしたのか、それにはいくつか理由があります。 > > まず、一つ目は、Dice 自体に目を集中させることで Debian GNU/Linux 自 > 体の普及が図れることを狙ったからです。 > > 先ほども述べたように、Dice をリリースすること、それから Dice 自身を > 普及させることは目的ではありません。Dice の形態が Debian GNU/Linux > の配布の未来形であるという状況にもっていくことが目的です。 > つまり、われわれのプロジェクトが成功すれば、Dice そのもの(あるいは、 > Dice にかわるそれにちかいもの)が Debian GNU/Linux の一般的な配布 > の形であるということになるでしょう。ですから、現時点で Dice が普及 > することは、結果的に Debian GNU/Linux のユーザそのものの増加につな > がっていくとわれわれは考えています。 > > ですから、われわれとしては、新しい distribution をつくってるつもり > は毛頭ないですし、その点を強調する意味で 「新しい distribution で > はない」と書きました。 > > もう一点は、非常にネガティブな考えなのですが、例えば上記の「Debian > GNU/Linux の問題点」のような記述をすべて削除したかったということで > す。最初はこの部分はリリースノートに含まれていました。しかし、こ > のことで Project Dice が Debian GNU/Linux を批判し、そこから独立し > たグループであるというとらえられ方をされるのはまずい(事実そうではな > い)ということで、ネガティブな表現はいっさい削除しました。 > > ・なぜ、Debian JP Project の活動として行わなかったのか > > まず、Debian JP Project のそもそもの活動とは主旨がずれているとい > うのが理由です。 > > Project Dice の作業は Debian の l10n/i18n/m17n 化といった作業とは > レイヤーの異る作業だと思います。極端にいうと Debian GNU/Linux とい > う distribution そのものの位置付けを大きく変更してしまうことになり > かねない作業です。多分、Debian Project 内部でもいろいろな反発を受け > るでしょう。 > > このような作業に対して「Debian JP Project」だよ、という肩書きを持っ > て取り組むのは非常に危険なことだと考えています。失敗したときに > Debian JP Project に対して、大きなダメージを残すような結果にはした > くないんです。もう一点あるとすれば、(実際には、そんなことは有り得な > いと思っていますが) 「Debian JP Project という日本人集団が、なんかお > れら(Debian Project)を引っくり返すような、わけわからんことをはじめ > たぞ」という色眼鏡で見られる可能性を可能な限り除去したいというのも > あります。 > > 先ほども述べたように Project Dice は、短期集中型の Task Force 的な > プロジェクトです。永続的なものだとは思っていません。成功だろうが失 > 敗だろうが、結果が出たと判断したらとっとと解散するつもりです。 > > それに対して、 Debian JP Project は今後も継続的に行われていかなけれ > ばならない Project だと思っています。その継続的な活動にたいして、 > Project Dice の行ったムチャがわるい影響を与えるのを避ける意味での > 別プロジェクトです。 > > もう一点あるのが、その短期型の Task Force 的なプロジェクトの運営を > 迅速に行うために意思の疎通のとりやすい形態にしたかったというのもあ > ります。思い付いたときに思い付いた作業ができる、思い付きで提案して > 短時間のうちに承認がされる、議論を終結させられる、という状況で走っ > てみるということをやってみたかった。これには、最初の目的でも述べて > いるように、多分に実験的な意味合いも含まれます。 > > ・debian.gr.jp について > > これは、Project Dice とは直接は関係ありません。既に、多数の人がご存 > じだとは思いますが、linux.gr.jp、linux.co.jp が(いわゆる)ドメイン屋 > によって取得されてしまっています。そのような状況を避けるためにとりあ > えず取得を行ったものです。その名称も取得のためだけにでっち上げたもの > で、特に意味はないです。 特に使い道が決ってるわけでもないです。 > > 占有するつもりもないんですが、現状個人資産ですんで、積極的なアカウ > ントの発行などはおこなってないです。 > > ちなみに、debian.co.jp は会社組織じゃないんで取得できていません ^^;; > > なお dice.debian.gr.jp で活動を行ってるのは、さきほども述べたように > Debian JP Project としての活動とは分離しておきたかったので、そのた > めにリソースも分割するという配慮をしたということです。現実問題とし > て Debian JP Project のリソースは、現在 Disk も借りているような状態 > であり、とてもではないですが、そこから別プロジェクトに切り出せるよ > うな(または、そこであらたなプロジェクトを立ち上げるような)ものは、 > 存在しないというのが大きいです。 > > そこで、debian.gr.jp を借りるという形態にしました。 ---------------------- Dice Project と Dice Linux に関しての FAQ ---------------------- http://dice.debian.gr.jp/dice-faq.html Project Dice と Dice に関しての FAQ > Dice Project と Dice Linux に関しての FAQ > > ・Dice Linux は新しい distribution なのですか? > > Dice Linux は新しい distribution の作成を目指したものではありません。 > Debian GNU/Linux の配付、導入方法への新たな提案を行なうものです。 > > ・Debian Project との関係は? > > Project Dice の目的は、Debian GNU/Linux の配付/導入方法の新しい > 手法/アプローチの提案です。したがって、Project Dice での開発の > 成果/経験は、全て Debian Project にフィードバックされます。 > > ・Debian JP Project はどうなるのでしょうか? > > 前述のように Project Dice の目的は Debian GNU/Linux の配付/導入方法 > の新しい手法/アプローチの提案です。一方、Debian JP Project の活動は > Debian GNU/Linux の国際化/日本語化、また周辺文書の整理、日本におけ > るユーザやデベロッパに対するサポートなどが目的です。 > > 双方とも必要な Project であると考えています。Debian JP Project から > の離脱でもありませんし、Debian JP Project の活動は今後も継続的に行 > なっていきます。 -------------------------------------------------- ・RPM ベースのディストリビューションのユーザの方へ -------------------------------------------------- RPM ベースのすべてのディストリビューションのユーザの 方へ。 RPM 2.5 以降のリリースから、-F オプションが条件付き で rpm ファイルをアップグレードするのに使用できます。 つまり、-U オプションの動作と違って、パッケージがす でにインストールされていたらアップグレードだけをイン ストールする、というように使用できます。 このオプションは 2.5 ではドキュメントにありませんで したが、最新リリースである 3.0 ではドキュメント化さ れています。 [Thanks to George Sexton] -------------------------------------------------- ・新(?)ディストリビューション紹介 -------------------------------------------------- LWN では 2週間前に、リストには追加しましたが、その時 カバーできなかったディストリビューションの概略をご紹 介するとお約束しました。 というわけで、今週もディストリビューションを紹介させ ていただきます! -------------------------------------------------- ・DLite -------------------------------------------------- http://opensrc.org/dlite/dlite.html DLite aka 「Debian Lite for ISP」(英語) は、ミニ Linux ディストリビューションです。 DLite は、FD ベースではありません。ISP で使われそう な、インターネットベースのサーバの核を成す約 200 の Deiban パッケージを含んでいます。 -------------------------------------------------- ・Eonova Linux -------------------------------------------------- http://www.eonova.com/ Eonova Linux (英語) は、「pkg」パッケージマネージャ(RPM の変形)ベース です。 pkg パッケージは、rpm パッケージと同じフォーマットで す。 非常に安定したディストリビューションであることを目的 としており、「遅れをとる」リリースであることを目標に 掲げて :-) います。現在の Linux 最先端から、約 6ヶ月 の距離を取っていると思われます。 したがって、最新安定リリースの Eonova 0.90 は、 2.0.36 と libc5 に基づいています。一方、現在開発進行 中の 0.92 では、glibc ベースになりますが、カーネルは 2.0.36 を維持するということです。 -------------------------------------------------- ・Eurielec Linux -------------------------------------------------- http://www.etsit.upm.es/~eurielec/linux/ Eurielec Linux(スペイン語) は、ETSI of Telecomunicaciones 大学(UPM)の学生の (自称「最も優秀な」)クラブにより管理されています。 最新バージョンは 3.0 で、CD も入手可能です。 このディストリビューションは、大学の新入生が簡単に Linux システムをインストールし使用できるように製作さ れたということです。 ダウンロードの費用を節約するために、(CDROMで最初か らインストールされるパッケージとして)多様なパッケー ジを含んでいるので、かなり完備されたディストリビュー ションとなっています。 インストールや、プログラム、ドキュメントのほとんどは カスティリヤ語(標準スペイン語)だそうです。 -------------------------------------------------- ・Debian:DWN -------------------------------------------------- http://www.debian.org/News/weekly/1999/27/ Debian Weekly News (英語) の7月13日号が出ています。 コードフリーズ、リリース計画などが議論され始めていま す。 過去から考えて、おそらく実際のリリース時期は 6〜9ヶ 月後あたりではないでしょうか。 けれども、より頻繁にリリースしようという意向だそうで すから、この推測が外れる可能性は残っていますね。;-) 今月のその他のトピックには、Debian init スクリプトの 国際化(i18n)、ダウンロードを削減するためのパッケー ジ diff の作成、Debian-JP プロジェクトからのニュース、 等があります。 -------------------------------------------------- ・Storm Linux -------------------------------------------------- DWN (Debian Weekly News) のエディタの Joey Hess 氏に よるStorm Linux (今月発表された新しいディストリビュー ション)のテストインストールが http://www.debian.org/Lists-Archives/debian-devel-9907/msg00685.html 解説(英語) されています。 Storm Linux は Debian ベースです。 -------------------------------------------------- ・Mandrake:国際化(i18n) -------------------------------------------------- Mandrake の国際化が、盛り上がりつつあります。Gael Duval 氏の http://lwn.net/1999/0715/a/mandrake.html ノート(英語) です。 「Linux-Mandrake を、できるだけ多くのキーボー ドの種類で、できるだけ多くの言語で使用可能 にしたい、、、」 -------------------------------------------------- ・Mandrake:好ましい Linux ディストリビューション -------------------------------------------------- Christian Computing Magazine の http://www.gospelcom.net/ccmag/online/linux/linux7-99.html 記事 (英語) で、Mandrake が、好ましい Linux ディストリビューショ ンとして推奨されています。 -------------------------------------------------- ・Mandrake:Duke of URL -------------------------------------------------- Duke of URL の http://www.melrose.k12.mn.us/url/reviews/misc/mandrake60.htm Linux Mandrake 6.0(英語) のレビューが公開されています。 -------------------------------------------------- ・Red Hat:新パッケージ -------------------------------------------------- 先週リリースされた新パッケージは、NetKit-base や traceroute の更新パッケージ等です。 Alpha 上の問題のためにアップデートされました。したがっ て、非 Alpha アーカテクチャ上のアップデートのインス トールは、必要ではありません。 詳細は、 http://www.redhat.com/corp/support/errata/rh60-errata-general.html#netkit-base_traceroute Red Hat Errata(英語) のページをご覧下さい。 さらに、新しい rmp と rmp-devel パッケージがリリース されました。 これらは、Red Hat のディストリビューションをrpm-2.5 から rpm-3.0.2 へアップグレードし、より多くの機能を 提供することになります。 これらのパッケージをアップデートするためには、 rpmfind、rpm2html、gnorpm、kpackage のパッケージも、 rpm 3.0.X に対しリンクされたバージョンにアップグレー ドする必要があるということにご留意下さい。 詳細は、 http://www.redhat.com/corp/support/errata/rh60-errata-general.html#rpm Red Hat Errata(英語) をご覧下さい。 -------------------------------------------------- ・Red Hat:rdist -------------------------------------------------- 最後に、rdist パッケージは、アップグレードではなく、 6.1.5 から 6.1.0 へと http://www.redhat.com/corp/support/errata/rh60-errata-general.html#rdist ダウングレード(英語) されました。rdist 6.1.5 の商用配布・商用利用を妨げる ライセンス上の変更のためだということです。 -------------------------------------------------- ・SuSE:Alpha 用ディストリビューション -------------------------------------------------- SuSE が同社の Alpha プロセッサ用 Linux ディストリビュー ションのバージョン 6.1 を http://news.excite.com/news/bw/990712/suse リリース (英語) しました。 このバージョンは、カーネル 2.2.9 を利用しています。 glibc 2.1、XFree86 3.3.3.1、KDE 1.1.1、GNOME 1.0、等 のソフトウェアパッケージ等が付属されています。 -------------------------------------------------- ・SuSe:SuSE Linux ラボ -------------------------------------------------- SuSE Linux ラボの創設が http://www.suse.de/e/press/index.html アナウンス(英語) されました。 --- (御意見、御感想、情報提供は、mailto:editor@ChangeLog.net まで。) >====================================================== > > > ■ ビジネス > > >====================================================== http://www.ChangeLog.net/log/1999/07/c/commerce.html Executive Editor: Jonathan Corbet, (LWN) Assistant Editor: Rebecca Sobol, (LWN) translation etc: Maya Tamiya (ChangeLog) -------------------------------------------------- ・オープンになったソフトウェア -------------------------------------------------- 今週も、オープンソースになったソフトウェアが増えました。 ・Boulder Software Foundry が、ソフトウェア配布にオー プンソースモデルを採用し、同社の Flashpoint(アプ リケーションサーバ技術)の能力をオープンソースコミュ ニティにまで拡張する http://www.newsalert.com/bin/story?StoryId=Cn4Q5WbKbyteXnZe 予定(英語) です。 Flashpoint は、現在 Linux でも利用可能です。 ・Lamar Owen 氏が AOL が AOLserver のソースコードを オープンソースライセンスで公開したという7月9日のア ナウンスの http://lwn.net/1999/0715/a/aolserver.html 概要(英語) を送って下さいました。AOLserver の開発の歴史や、機 能、そしてもちろん、今回のリリースが基づいているラ イセンスなどがまとめられています。 「AOL は、MPL(Mozilla Public License)を修 正し、出来たものを APL(AOLserver Public License)と名付けました。条項の一つでは、 派生した作品は、APL または GPL に基づく配 布が可能だとしています。選択は、プログラマ の自由裁量になっています。」 -------------------------------------------------- ・組み込みシステムの Linux -------------------------------------------------- 組み込みシステム、その他小さい装置関連の Linux ニュースです。 ・「組み込みハードウェア設計における優れたプロトタイ プ製作ツールとしての Linux」というタイトルの記事が 6月号の http://devel.penton.com/ed/Pages/magpages/june2899/embed/0628es1.htm Electronic Design(英語) に掲載されています。 「この記事では、私達の新しいHA(可用性の高い) CompactPCI ベースのシステム上のコンセプト証 明のためのツールとしてMCG がどのように Linux を利用しようと計画しているかを説明し ます。 (HA システムは、稼働率 99.999%のシステム、 と定義されています。)」 ・新しい Pia (Personal Internet Appliance) が、7月15 日、Good Morning America でライブナショナル(米国) ネットワーク TV の聴衆の前で http://news.excite.com/news/bw/990712/az-ebiz-enterprises 初公開(英語) される予定です。EBIZ Enterprises の Linux ベースの Pia については、こちらの http://www.newsalert.com/bin/story?StoryId=Cn3HeWbKbytaWntC プレスリリース(英語) をご覧下さい。 ・Rebel.com が、 http://www.corel.com Corel(英語) から獲得した、小型 NetWinder に基づいた最初のサー バマシンの製品ラインの http://www.news.com/News/Item/0,4,38981,00.html?owv 公開(英語) http://japan.cnet.com/News/1999/Item/990713-4.html (日本語) に着手しました。 NetWinder コンピュータは、Red Hat Linux を使用し、 Intel の StrongARM チップに基づいています。少ない 電力でパワフルだと賞賛されています。 NetWinder 自体は、高さ 9.5 インチ(約 24cm)、幅 2 インチ(約 5cm)です。ラックマウント可能なバージョ ンも用意されています。 -------------------------------------------------- ・サポート、サービス、トレーニング -------------------------------------------------- サポート、サービス、トレーニング関連です。 ・信頼性が高い Linux システムのメーカであるPenguin Computing が、販売とテクニカルサポートを様々な言語 で提供することを http://news.excite.com/news/bw/990713/ca-penguin-computing 発表(英語) しました。テクニカルサポートは、以下の言語で提供さ れます。スペイン語、フランス語、日本語、ベトナム語、 トルコ語、イタリア語、ヘブライ語、Chiuchow(??) 語、アラビア語、北京官話、広東語、タイ語、カンボジ ア語、ドイツ語、ロシア語、そしてもちろん、英語。 ・Linux ベンダの Red Hat Software が、トレーニングの 専門企業 Global Knowledge とのパートナーシップを http://www.zdnet.com.au/zdnn/stories/news/0,4586,1015495,00.html 発表(英語) しました。開発者のための Linux 資格証明を確立する のがねらいです。 このトレーニングは、米国の15の都市で利用可能になり ます。また、カナダでも9月から始められるということ です。 -------------------------------------------------- ・LPI ニュース -------------------------------------------------- 1999年7月14日の http://lwn.net/1999/0715/a/lpi.html LPI (Linux Professional Institute) ニュース(英語) が届いています。 -------------------------------------------------- ・Borland、Linux 開発者調査 -------------------------------------------------- Borland によって、Linux 開発者調査が行われています。 Borland の Linux 開発ツールを形作るのに役立てるため だということです。 この調査は、Linux 開発だけを取り扱っています。 詳細、調査へのリンク等は http://lwn.net/1999/0715/a/borland.html こちら(英語) をご覧下さい。 -------------------------------------------------- ・Amiga OE -------------------------------------------------- Amiga 社が、同社の新しい Amiga OE(Operating Environment)の核として、 http://www.amiga.com/diary/executive/linux-e.html Linux カーネル (英語) を選択しました。 しかし、どうやらこのコンセプトは、Amiga コミュニティ の大部分に、すんなりと受け入れられたわけではないよう です。 フィードバックの http://amiga.eden.it/news/FleecyQNX9907-eng.html 例(英語) があります。 こちらは、Amiga の http://www.amiga.com/diary/executive/990710-e.html 回答(英語) です。 「Linux の勢いを活用しないで十分な勢いを得られるとは、 私には考えられません。 Linux は、リリースされる度に、継続的に新技 術と構成要素へのアクセスを我々に与えてくれ るのです。」 [Thanks to Robert Knop] -------------------------------------------------- ・IDC ジャパンの予測 -------------------------------------------------- Linux の市場シェアにおける途切れることのない成長が、 IDC ジャパンによって予測されています。 http://www.andovernews.com/cgi-bin/news_story.pl?9108/topstories Andover News Network(英語) に説明があります。 「1998年に、2,200 台のマシンという推測に基づ き、IDC は、Linux ユーザベースが以下のよう に拡張していくと予測している。 サーバ数 (今年) 10,000 台 (2000年)22,000 台 (2001年)34,000 台 (2002年)50,000 台 (2003年)65,000 台 この予測は、次の5年間の成長複利年率が 97% であることを示している。」 -------------------------------------------------- ・Pia(EBIZ Enterprises 社) -------------------------------------------------- 先週 LWN では EBIZ Enterprises 社の Linux ベースの Pia(Personal Internet Appliance)についての http://www.newsalert.com/bin/story?StoryId=Cn3HeWbKbytaWntC プレスリリース(英語) をご紹介しました。今回の http://www.news.com/News/Item/0%2c4%2c38767%2c00.html?dd.ne.txt.0706.01 news.com の記事(英語) http://japan.cnet.com/News/1999/Item/990707-1.html (日本語) は、この $199 の装置を ISP に売るという計画について です。Prodigy が既に Pia の販売促進に契約していると いうことです。 (Thanks to Cesar A. K. Grossmann) -------------------------------------------------- ・Linux Brand Store -------------------------------------------------- Linux OS の市場での受け入れと需要の成長を示すかのよ うに、EBIZ Enterprises 社と Onsale 社がLinux Brand Store の設立を http://news.excite.com/news/bw/990701/az-ebiz-onsale 発表 (英語) しました。 TheLinuxStore は、Onsale 社の http://www.onsale.com atAuction(英語) サイトにあります。 -------------------------------------------------- ・Actiontec Electronics が Linux をサポート -------------------------------------------------- Actiontec Electronics 社が、そのモデムと PC カードリー ダの製品群すべてにおいて Linux をサポートします。 Actiontec は、同社のモデムとデスクトップコンピュータ の PC カードリーダすべてについて、包括的な、幅広い Linux サポートを提供するということです。 詳細は、 http://lwn.net/1999/0708/a/actiontec.html プレスリリース (英語) をご覧下さい。 -------------------------------------------------- ・Olicom -------------------------------------------------- Olicom 社が同社のトークンリング、イーサネット、ATM ネットワークインターフェースカードの製品群において、 フリー Linux OS をサポートすることを http://www.newsalert.com/bin/story?StoryId=Cn4aTWbKbytaWmtC 発表 (英語) しました。 -------------------------------------------------- ・Penguin Computing -------------------------------------------------- Penguin Computing 社がIntel 550 Mhz プロセッサを(4 つ)使用したQuad Xeon システムを http://news.excite.com/news/bw/990701/ca-penguin-computing 発表 (英語) しました。 他の Penguin Computers 同様、この Quad Xeon も Linux のみが走り、既存の Quad Xeon システムの中では最速で す。 Penguin Computing はまた、 4つのホットスワップ可能な ハードドライブを付属した2U ラックマウントシステムも http://www.newsalert.com/bin/story?StoryId=Cn4lqWbKbytaYndC 発表 (英語) しました。 これらのシステムは、信頼性がウルトラ級の Linux OS 上 でのみ作動するということです。 -------------------------------------------------- ・uClinux -------------------------------------------------- マイクロコントローラ Linux プロジェクトの http://lwn.net/1999/0708/a/uClinux.html プレスリリース (英語) です。 uClinux(発音:you see Linux)は、ほとんどすべての装 置のための組み込み Linux を提供します。 Linus Torvalds 氏が予言したように、組み込みシステム に狙いを定めた Linux は、今や現実のものとなっていま す。 -------------------------------------------------- ・CAD-UL -------------------------------------------------- CAD-UL が、PC ホスト上で、組み込みシステムに最適化さ れたLinux 開発を行うことができる C/C++ ツールキット を提供しています。 詳細は、 http://lwn.net/1999/0708/a/cad-ul.html プレスリリース (英語) をご覧下さい。 -------------------------------------------------- ・Linux と GNU 技術者認定試験 -------------------------------------------------- Linux と GNU 技術者認定試験が利用可能になりました。 Sair 社が世界中の Sylvan Prometric 社の設備を通して 認定を行います。認定に関する詳細は、 http://news.excite.com/news/bw/990701/ms-sair プレスリリース (英語) をご覧下さい。 -------------------------------------------------- ・東芝、Linux サポート -------------------------------------------------- 東芝が日本で Linux のサポートを開始しました。 このサポートは、既に NEC や日立が提供しているものと 同様ですが、開発者向けのサービスがあります。 http://www.tce.co.jp/linux/index.htm ウェブサイト(英語) http://www.tce.co.jp/linux/indexj.htm (日本語) です。 -------------------------------------------------- ・Cyclic、CVS サポートビジネスから脱退 -------------------------------------------------- Cyclic が、CVS のサポートビジネスから手を引きました。 Cyclic Software 社は、CVS のサポート契約の販売を停止 する予定であることを