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LWN コラム
[1999/4/15〜21]
Jonathan Corbet, Executive Editor
Elizabeth O. Coolbaugh, Managing Editor
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Caldera OpenLinux 2.2

Caldera(英語)が OpenLinux 2.2 をリリースしました。今週の Comdex において盛大なファンファーレと共にリリースされたこのディストリビューションですが、かなり大きな注目を集めています。 (プレスリリース(英語)です。)

Nicholas Petreley 氏が Infoworld(英語)の記事で、 氏が予測していたよりも「51週間も早く」Linux に Windows とのデスクトップ戦争を勃発させることになるだろうと絶賛しています。

また、これは興味深いリリースのようです。 Caldera は今まで、(企業向けという性格のため)新しいソフトウェアの採用に関して最も遅く最も保守的なディストリビューションとして知られていました。一体いつから、他のディストリビューションに先駆けて最初にカーネル 2.2 をその正式リリースで採用するようなディストリビューションに変ったのでしょうか、、、

Windows 上でインストールを開始することが可能で、ユーザがディスク領域の確保やパーティションの再設定をすることもできるというのは、非常にぐっとくるものがあります。

評判通りに動くなら、「初めてのインストールが難しい」というLinux の利用で障害となっている要因の一つに、Caldera は正に本気で取り掛かり始めたということになります。

「Linux はインストールが難しすぎる」という Linux に対する攻撃は、急速にその信憑性を失っているようです。

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Corel・KDE・Debian 連盟

一方、
Corel 社(カナダ)(英語)が、同社のディストリビューションが KDE と Debian ディストリビューションに基づく予定であることを発表しました。詳細はプレスリリース(英語)をご覧下さい。

Debian(英語)と組むのは、Corel 側にとっては創意に富み、また少々勇敢な行動です。そしてこのことは昨年を通して Debian が達成することができた進歩を示すものです。

Corel のディストリビューション(秋頃リリース予定)はその頃までずっと興味深いものに見え続けるでしょう。

これらのことと比較して、Red Hat(英語) の来る 6.0 リリース(1999年4月26日発表、1999年5月10日出荷予定、と噂されています)は、いくぶん輝きに欠けるように思われます。

すでに指摘されている主要な点は、カーネル 2.2 (当然)と値上げ、と言ったところです。

Red Hat にはまだ 6.0 のための、とっておきの奥の手が一つや二つあるのかもしれません。しかし奥の手があろうとなかろうと、最近の業界動向を考慮すれば Red Hat の当面の成功に関しては誰も心配する必要はないのかもしれません。

しかし、最近活発化しているディストリビューション等の開発によって確かになってきたことは Red Hat というよりも Linux ありき(Linux イコール Red Hat ではない)、ということが世間に知られ始めているということのようです。そして、これは良い傾向に違いありません。

(ついでながら、LWN は Red Hat に対して不平があるわけではありません。 Red Hat は高品質のディストリビューションを作っています。LWN は Red Hat を使っています。また、Linux 開発における彼らのサポートは重要です。 しかし世間一般には、まだ、Linux は一つの会社以上のものだという認識が浸透していないようです。)

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Mindcraft 事件その後

先週、世間を騒がせた
Mindcraft 社の報告(英語)ですが、その後、急速に沈静化の方向へと向かい、遂には立ち消えてしまったようです。

Mindcraft 事件に関しては、特集記事をご覧下さい。
特集記事:米 Mindcraft 社の調査結果に対する Linux コミュニティからの反駁 (日本語)
メディアにもほとんど相手にされず、その痕跡をほとんど何も残しませんでした。そして、そのほんの少し残していったものと言えば、もっぱらこの報告の懐疑性だけのようです。

Microsoft 社は、もちろん、この報告書の作成に費やした「元」を取り返そうとして、この報告書の積極的な売り込みを展開して(英語。Mindcraft 社の調査報告は「当然の結果であり満足」("Microsoft was pleased but not surprised by Mindcraft's results"(Ed Muth))と掲載して)いますが、誰もそれを信用しないでしょう。

※訳注: 日本法人では、「米国を代表」するベンチマーク機関により「実証」された(日本語)として掲載しています。

Linux コミュニティは、このことについて自分達自身を祝福しましょう。 報告に対する Linux コミュニティの対応は、完全に冷静かつ賢明で、事実に基づくものでした。

その結果として、この調査は世間に広まる以前にその正体を暴かれることとなりました。

これは本当の勝利であり、また結果的に Linux が如何に注目を浴びているかを示すものとなりました。

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