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aka LWN JAPAN |
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ChangeLog |
トップニュース [1999/7/8〜14]
Jonathan Corbet, Executive Editor
Elizabeth O. Coolbaugh, Managing Editor |
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なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのかEric Raymond 氏が、氏の最新論文 「魔法のおなべ(日本語) (The Magic Cauldron)(英語)」 をアップデートしました。 補遺が追加され、とりわけ、 なぜデバイスドライバのソースコードをクローズドにすることが ハードウェアベンダの損となるのかという理由について取り扱っています。「 (ハードウェアベンダが、そのデバイスドライバのソースコードを) クローズドにし続けた場合、通常はオープンソースとクローズドソ ースの悪いところばかりがふりかかることになる。あなたの秘密は暴 露され、フリーな開発支援は得られず、より頭の悪い競合相手ら がク ローン製作で時間を浪費することもなくなる。 」LWN は、実際には、 Eric がドライバのソースコードをクローズドにするのが 経済的に良くない判断であることの最も重要な理由の多くを 見落としてしまっていると考えます。 フリーな開発支援が得られないという点は、 確かに最も重要な理由の一つであり、 これについては言及されています。 けれども、 (オープンソースにすることによって得られるハードウェアメーカの利点として) 新たなカーネルがリリースされる度に必要となる、 新たにコードを書き直したり、 テストしたり、バイナリを配布したりするための内部スタッフ を雇う必要がなくなる、という点を言及し忘れています。 実際、 オープンソースなドライバは、 全体的な傾向として新しいカーネルリリースによって 使えなくなってしまうことがより少ないのです。 これは、良く知られているように Linus がクローズドソースなドライバを 嫌っていることが部分的に影響しています。 しかし最も重要なのは、ハードウェアベンダにとっては 「ハードウェアの販売が収入源」であるということです。 ドライバが入手困難であったり、 頻繁にアップデートしなければならなかったり、 もっと悪いことには、 動作状態が良くなかったりすると、 商品であるハードウェアが悪く見えることになり、 売上は減少するでしょう。 売上が減少すれば、収益も減少。 そういうことです。 以下に参考のため、この時点での 17章「補遺」の翻訳をご用意致しました。 翻訳に当たっては山形浩生氏(日本語)より要所要所で適切な修正をしていただきました。 どうもありがとうございました。 17 補遺: なぜドライバをクローズドにするとベンダは損をするのか |
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バーティカルマーケットにおけるオープンソースプロジェクトこちらは、 バーティカルマーケット(垂直方向の市場;特定分野)におけるオープンソースの 議論に関して。 FreePM (英語)プロジェクトの Tim Cook 氏が 「オープンソース:バーティカルへ (英語。Open Source: Going Vertical)」 という記事を投稿して下さいました。 (FreePM プロジェクトに関しては、 ChangeLog ver 0.1.19990715 をご覧下さい。)FreePM プロジェクトの6月28日のアナウンスにも通じる、 氏の考え方と計画がまとめられています。 バーティカルなオープンソースソフトウェアの有望性と、 そのようなプロジェクトを管理することの潜在的な難点等が 議論されています。 「多くのオープンソースのバーティカルマーケットなアプリケーションは、 実際、インハウス(自社開発)か趣味のプロジェクトとして始められています。 そのような場合、 克服すべき最も難しい点の一つは、 必要に応じて感情的な思い入れ(と実際に良い解決法と)を 分離することです。 」 |
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Comdex Canada:Linux パビリオンレポートComdex Canada が開催されました。 初日の レポート (英語) を LinuxCare の Dan York 氏が送って下さいました。「 トロント・コンベンション・センターの大きな北ホールのバックコーナーに 詰め込まれた Linux パビリオンでしたが、 Linux には人が群がる、ということを再び証明していました。 初日のほとんどを通して、通路は混んでいました。 Linux シアターでのプレゼンテーションも ほぼすべてが立ち見しかなく、 質問が矢のように飛んでいました。」明日はイベントからの写真をご期待下さい。 Linux パビリオンを組織したグループ、 CLUE(Canadian Linux Users' Exchange)のメンバーへ感謝いたします。 |
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より高度なサポートサービス日本でも、いよいよサポートサービスが本格化する兆しが見え始めてきました。単なる動作確認情報の提供やインストール・導入支援ばかりに留まらず、 カーネルにまで踏み込んだサポートが提供されるようになります。 詳しくは、こちらをご覧下さい。
※ SGI の xfs 提供に関しては、発表当時(1999年5月)linux-kernel ML にもか なりの反響を呼び、当然 LWN でも取り上げられました。 ChangeLog ではカットされていましたので、 カーネルコーナのおまけとして付けておきました。 |
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プロジェクト Dice 発進、PJE は開発中止へ本質的には、 プロジェクト Dice の始動と PJE (Project Japanese Extensions) の開発中止とは (おそらく)直接的な関係は何らありませんが、 PJE 開発中止難民の ChangeLog の中では密接に結び付いてしまいました。 意外な程ショッキングでした。プロジェクト Dice に関しては、 詳しくは今週のディストリビューションコーナー (もちろん新ディストリビューションのコーナーでは「ありません」 ;-) をご覧下さい。 PJE 開発中止に関するアナウンスはまだ公開されていないようなので、 詳細は不明です。日経BP社の Linux Exhibition '99 で発表されたそうです。 (日本の Linux 情報のページ で知りました。 (※ ところで、元 JLA のトップページであるこのページは ユーザ有志からなるボランティア集団 によって運営されるように 運営主体(体制)が変っているそうです。) )
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Lotus に関して(先週のニュース補足)※先週の記事はこちら(日本語)をご覧下さい。LWN のバックページへの投稿(英語)で、 LinuxToday で プレスリリース(英語) を発表した会社の方が、 Linux 上で走る Lotus Notes クライアントと IBM 内部での動きに関して言及しました。 それに対し、 Oracle の時も同じようなことがありました (Oracle が正式に Linux をサポートする以前にも、 SCO Unix 用の Oracle を iBCS エミュレーションを利用して Linux 上で稼働させることは可能でした)が、 企業での導入という観点からは、 「動く」ということと「サポートされている」ということとは 全く別物であるとの 指摘(英語) がなされました。 ※こちら (日本語)に(Linux ではありませんが)Netware に関する 同じような事例が紹介されています。 |
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オープンソース関連文書の日本語訳先週の ChangeLog でご紹介した RMS と ESR のケンカに関して、 YAMDAS プロジェクト(日本語)の yomoyomo さんが、 ESR の Shut Up And Show Them The Code (英語)の翻訳を公開されています。
yomoyomo さんは、 山形浩生氏のページ(日本語)で公開されている ハロウィーン文書FAQ (日本語)を翻訳された方です。 Technical Knockout (日本語)のページには、 その他にも主にコンピュータ・インターネット関連の 興味深い翻訳・オリジナル文書が20篇近くも公開されています。 また、オープンソース関連の翻訳文書としては、 他にも3つ公開されています。 すべて、 わたくし、倉骨訳『オープンソース・ソフトウェア』(オライリー) の翻訳に深い憂慮を抱くものでございます。(山形浩生氏。日本語) (このページ自身に関してはまた後日お伝えさせていただく予定です。) から辿れます。
そして、もちろん、 (最近の ChangeLog ではご紹介できませんでしたが) JF プロジェクト (日本語) の方々が多くの文書をコンスタントに公開してくださっています。
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「死の青い画面」に永遠の別れを告げる画期的ツール!?警告:Linux トピックではありません。でも面白すぎるので、、、 かの有名な BSOD("blue screen of death" 「死の青い画面」)は、 実は「設定可能」だということが分かりました。 便利なツール (英語) があって、より好ましい色に変えられるということです。 (訳あって)Linux がインストール出来ない場合は、 おそらくこの方法が BSOD から永久に逃れるためには いちばん簡単な方法だと思われます。 (Found in NTK)
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Linus の米 Transmeta 社の極秘プロジェクト、遂に明らかに!?まだ多くはありませんがリークされ始めた情報によると、 Transmeta 社(※Linus が勤務する会社。今まで Linus が会社で行っているプロジェクトに関しては一切明らかにされていませんでした。Linus 自身は、Linux には関係のないプロジェクトだと明言してきたのですが、、、)が新しい Amiga コンピュータの一部になる予定だということです。(Amiga 社は、同社の新しい Amiga OE(Operating Environment)の核として Linux カーネルを選択していました。)詳細は、近いうちに Metamiga (英語) に現れるはずです。 とうとう、Linus が何を企んでいたのか分かるときが来たのかも知れません、、、 (Thanks to Anthony Kilna) ※ こちらの記事 (日刊ASCII Linux「次世代AMIGAの謎とLinuxの怪しい関係 」)もご参照下さい。 |
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Mindcraft 事件で、何故 Linux コミュニティは騒ぎ立てたのか?※ Mindcraft 事件と Linux の今後 (ChangeLog。日本語。)もご覧下さい。「Linuxが進むべき方向を示す PC WEEKラボのテスト」(ZDNet。日本語) や 「PC Weekの監査のもと米MindcraftがWindows NT Server 4.0とLinux を公開ベンチマーク,「やはりNTが速い」」(日経BP。日本語) の中で、Linux が NT に「やはり」勝てなかったという表現があります。 これではあまりにも Linux コミュニティが滑稽なので、 少し弁解させてください。 ;-) 結論から書きますと、実際には、 (少なくとも NT クライアントに対するファイルサーバに関しては) あまりにもタイムリーな発見による Microsoft の逆転大勝利という「予想外」の結果だったという表現 が適切だったのではないでしょうか。 まず、Open Benchmark に対する Mindcraft との対話で、 Mindcraft 側が最終的に Linux 側の要求に応える形で、 NT クライアントに対するファイルサーバのテストを ベンチマークに含めることを了承したことは、 ほとんどの方にとってかなりの驚き(それこそ正に予想外)でした。 そして、多くの方は、ファイルサーバに関しては NTクライアントに対するテストも追加されたことから、 オープンベンチマークの条件の下でも Samba が勝てると思っていました。 (Apache (hosted by Linux)は、 オープンベンチマークの条件下では負けるだろうと予想されていました。) 何故なら、ファイルサーバベンチマークにおいて、 95(98) をクライアントにした場合には NT が勝ち、 NT クライアントの場合には Linux が勝つ、 という結果が広く知れ渡っていたからです。 (例えば、 PC Week: Drilling down into Windows NT, Samba tests(ZDNet。英語) をご覧下さい。) (※Linux 側が、NT をクライアントに含めるように要求していたのは、 (もちろんそうすれば勝つことが分かっていたからでもありますが ;-) 95に欠けているセキュリティと信頼性(安定性や耐故障性)の面で、 NT の方が 95 よりも企業向けデスクトップとして優れており、 また、マイクロソフト自身によって 95/98 のコードベースよりも、 NT のコードベースの方が「デスクトップシステムとしての将来性」を 約束されているのだから、NT をクライアントとして全く含めないのは、 不自然だということを根拠にしていました。) では、何故 Mindcraft (Microsoft) が「予想外」の逆転大勝利を収めること が出来たのかというと、 「Linuxが進むべき方向を示す PC WEEKラボのテスト」(ZDNet。日本語) によれば、 われわれは以前,Sambaが NTワークステーションのク ライアントを使ったNT 4.0( “「企業にとって最適な NOSとは? PC WEEKラボ が徹底的に比較検証する」 を参照)のパフォーマンス を上回ることを発見してい る。この対決が直接の要因 となり,Microsoftのパフォ ーマンスエンジニアはNTサ ーバからNTワークステーシ ョンクライアントへのファ イルスループットを向上さ せる手段の発見に取り組む こととなった。つまり、NT が勝ったのは、 PC Week: Drilling down into Windows NT, Samba tests(ZDNet。英語) の「後に」、Microsoft のエンジニアが詳細に調べた結果、 NTFS を4つに分割することでトランザクションログの競合に起因する ボトルネックを解消することができるという tips を 「発見」するに至ったから、ということです。 そして、おそらくこの tips は (少なくとも一般向けには) 先のオープンベンチマークで初公開されたものでした。 したがって、それを知っていた Mindcraft (Microsoft) 以外の方にとっては、 全くの予想外の結果であった、というわけです。 実際の数値(超概算)で言うと、 以前は、NT サーバの NT クライアントに対する性能は 100〜150 Mbps くらい で、98 クライアントに対する性能は 300を越えていました。 一方、Samba/Linux は NT クライアントに対しても 98 クライアントに対しても、 150 〜 200程度の性能でした。 しかし今回、Microsoft が NT クライアントに対するボトルネックを 解消した結果、NT サーバは、95/98/NT のいずれに対しても、 300を越える性能を発揮することができるようになった、 ということです。 (※ この NT サーバの NT クライアントに対する性能を向上させる tips はありそうな話ですぐに理解できたのですが、 何故、95クライアントに対する性能にはほとんど影響がなく、 NT クライアントに対する性能だけを2倍にも改善するのかが、最初 ChangeLog には理解できませんでした。;-) なお、 「Linuxが進むべき方向を示す PC WEEKラボのテスト」(ZDNet。日本語) において、Jeremy Allison 氏(Samba開発者)が、 「PC WEEK が5月に行ったマルチOSテストが公正かつ公平なものだったと思っ たので、Microsoft が宣伝に使うとしか考えられないテストに参加する意義を 見い出せなかった」として言及している記事は、(おそらく原文のレベルからリンクが間違っていて) NOS crossroads: The NOS road is not so straight and narrow; PC Week Labs maps the best enterprise routes (ZDNet。英語) ではなく、 PC Week: Tests show more than numbers(ZDNet。英語) の方だと思われます。 そこから、 PC Week: Drilling down into Windows NT, Samba tests(ZDNet。英語) (NT をクライアントとした場合には、ファイルサーバとして NT よりも Linux の方が勝っているという記述あり) を辿れますので。 (そうでないと、まるで、その時点で公正かつ公平に見て、Linux が NT より良いところがない(なかった) と Jeremy が匙(さじ)を投げてしまっていることになってしまいますから。) 最後に、Samba の名誉のために、 Linux Today での Jeremy Allison 氏の発言(投稿) (英語) を引用させていただきます。 実際には、 Samba が NT クライアントに対するサーバとして優れているということではなく、 NT クライアントの場合には Win9x クライアントよりも劣るということなんだ。 (意味通じるかな :-) | ||
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Alan Cox 氏インタビュー「Linux 開発よりもずっと大切なこと。」英語版を作成したっきり、日本語版の作成が大変滞っておりました Alan Cox 氏のインタビューの日本語訳を公開させていただきます。LWN が1999年1月に行ったインタビュー(英語) の日本語訳と、 その後、さらに追加の質問をさせていただき、 ChangeLog が LWN で 3月に公開したインタビュー (英語)の日本語訳です。 (当時の)感想としては、 一番の当事者達(カーネル開発者の方々)が実際にどう感じているのか を知ることが出来、大変感慨深く感じました。 「世界征服は間近だ。そしてそれは最初の一歩に過ぎない。」 という Linus の発言のニュアンスが分かったような分からないような。 ^^; 最も印象的だったのは、 (プレスや Linux を推す強気の企業ではなく) カーネル開発者自身は、 (まだ全然準備が出来てるつもりはないのに、 もうこんなんで良いの?という感じで) ビジネスに「突然」発見されたと思っている、ということでした。 2000年(2001年)というのは、 ミッションクリティカルなエンタープライズ用途に要求されるような スケーラビリティや耐故障性の向上に関連する機能の数々 (Linus の言葉を借りれば 「大抵の OS のパンフレットに載っている、 あーだこーだと書かれているもの」)が 安定カーネルに本格的に実装され枯れていく頃とちょうど重なる (と予想される)というのも、偶然ではないように思えます。 Linux はまだ最初の一歩を踏み出したばかりで、 本当にブレイク(躍進)するのはまだまだこれから。 だとしたら、大変楽しみですよね。
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