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カーネル
[1999/8/26〜9/1]
Section Editor: Jonathan Corbet
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最新開発カーネル 2.3.16: フィーチャーフリーズ近し

最新の開発カーネルは 2.3.16 です。

これまた巨大なパッチです。 4MB を越える重量級で、1200 個以上のファイルが変更されました。 変更は大部分が、 アーキテクチャ依存のコードとデバイスドライバに関するものです。 新しい RAID ドライバがいくつかシステムに入り、さらに、 Ted T'so 氏の新しいシリアルドライバも統合されました。

噂によると、2.3 のフィーチャーフリーズは 9月 3日(金)に行われるそうです。 本当にその日になるかどうかは分かりませんが、近日中なのは明らかです。 そしてその後に残されるのは安定版 2.4 リリースまでの長い叩き出しのみ、 ということになります、、、

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最新安定カーネル 2.2.12: 新たなメモリリーク出没

最新の安定カーネルは、とうとう 2.2.12 です。 このバージョンのリリースノートは Alan Cox 氏の web サイト (英語) にあります。

次に加わるべき一連の修正が含まれた、 2.2.13 pre パッチ (英語) がすでに出ています。 さらに、2.2.12 には不愉快なカーネルメモリリークを起こすバグ (※ 2.2.11 で発見され、2.2.12 で修正されたものとはまた別のもの) が含まれているようですので、 次のバージョンのリリースは、より早まるでしょう。

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ext2 を凌ぐ Reiserfs、まもなく登場

Reiserfs の登場(主流 Linux カーネルへの統合)が近付いています。

Reiserfs (英語) は Hans Reiser 氏による長きに渡る(ファイルシステム)プロジェクトで、 より効率的なファイルシステムを Linux に提供する事を目的としています。 特に小さなファイルについて改善されます。 ジャーナリング(※ 性能向上と障害発生時の復旧時間を短縮する。) のような、その他の素敵な機能も、 その計画の一部に含まれています。
彼らは ext2 よりも性能が良いと主張しています。 (少なくともいくつかの操作では。)

Reiserfs は今週、 2.3 での VFS 層に加えられた (包括的な) 変更の一部がひどく壊れていたことを開発チームが偶然発見した際に 話題に上りました。 彼らは困難を乗り越えて作業中です。 そして近いうちに 2.3 に統合できる準備ができたものが 得られることを期待しています。

より詳しい情報は Reiserfs の web ページ (英語) をご覧下さい。一見の価値があります。 またこちらでは、 このプロジェクトがやろうとしていることについての 詳細な説明があります。 もちろん、コードもダウンロードできます。

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LVM を入れてくれ〜!

LVM をカーネルに入れるための嘆願書が、 この web サイト (英語) で「回覧」されています。 今のところ 200 人近くの署名を集めたと豪語しています。

LVM (英語) は、 ご存じの通り、ディスクサブシステムのための管理レイヤです。 ディスク空間の管理にまつわる色々な用件を簡単にしてくれます。

※ LVM - Logical Volume Manager - 論理ボリュームマネージャ。 ファイルシステムとして使用するパーティションを抽象化し、 物理的なディスクとは切り離された「論理ボリューム」として管理する機能。 論理ボリュームには以下のようなメリットがあります。
  • /dev/hd? や sd? のようなデバイス名が隠されるので、SCSI/IDE といったディスクの違いを意識しなくても良くなる。
  • 複数のディスクを論理ボリュームに統合する事で、単一のファイルシステムとして使用出来る。
  • ファイルシステムに空きが無くなった場合、後から論理ボリュームにディスクを追加する事で、容量を増やせる。
汎用機では一般的な機能で、一部の商用 UNIX にも実装されています。

ですから一般的には、もちろん、LVM は良いものだと考えられています。

けれどもおそらく Linus は、 このような形で圧力を提示されたからといって、 コードを入れるようなことはしないでしょう。 むしろ自分の考えを一歩だって譲らない、という方がありがちです。 いつだって、 (Linus が定義するところの) (※ オフィシャルカーネルへの) 統合の条件とは、 優れた実装であることと、 そのコードがカーネル内に存在しなければならない明白な必要性、なのです。 このような基準を、 「特定の支持団体」からの圧力ですり替えようとするやり方は、 より優れたカーネルを実現する道ではありません。 LVM がカーネルに入ることを望まれる方々が、 この点について Linus と話し合い、 障害になっている原因(もしあれば)を理解することが望まれます。

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今週のその他のパッチとアップデート

今週リリースされた、その他のアップデートとパッチは以下の通りです。
  • 新しい PLIP ドライバ (英語) が Nimrod Zimerman 氏から提供されました。 いくつかの点で改良され、2.1 カーネルから採用された汎用パラレルポート API を使用するようにもなりました。

  • パフォーマンスモニタリングカウンタのパッチ リリース 0.5 (英語) が、Mikael Pettersson 氏により公開されました。 このパッチより、多様な x86 プロセッサ上で提供されている カウンタにアクセスする事で、 OS とアプリケーションの精密なチューニングが可能になります。

  • Trond Myklebust 氏により、 NFSv3 の実装状況の アップデート (英語) が公開されました。
    ※ NFSv3 - NFS プロトコルのバージョン 3 です。他の UNIX 系 OS のほとんどがパージョン 3 をサポートしているのに対して、現状の Linux ではバージョン 2 までしかサポートしていません。 バージョン 3 ではファイルの書き込み性能が大幅に向上します。
    このパッチは急速に安定してきており、 Linux への新機能ととして歓迎されるでしょう。

  • Devfs v119 (英語) が Richard Gooch 氏によってリリースされました。
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