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カーネル
[1999/9/11]
Section Editor: Jonathan Corbet
ChangeLog
[ Kernel ]  

ついにフィーチャーフリーズ!Linus:「僕らの予定は決して遅れない。」

Linux 2.3.18 のアナウンスと共に、 ついに、フィーチャーフリーズが宣言(英語)されました。
※初めての方へ

  • Linux カーネルは、
    1. 開発系カーネルに対して新機能の追加や抜本的な改善に取り組み、
    2. やがてフィーチャーフリーズで大幅な変更を終了し、
    3. しばらくはバグ修正に専念して、システムに磨きをかけ、
    4. その後コードフリーズによって安定カーネルとしてリリースされ、
    5. 一般ユーザを巻き込んで一連のバグ修正を施し、さらに磨きをかけ、
    6. 再び開発系カーネルとして分岐させ大幅な変更を加えていく、
    というサイクルを繰り返すことによって開発が進められています。

    ※フィーチャーフリーズ (feature freeze)
      … 直訳すると「機能凍結」。 開発系 Linux カーネルに新機能を追加することを終了すること。 また、その宣言。 その後は、コードフリーズを目指して、 バグ修正やドライバ更新など、 システムの他の部分へ影響をほとんど与えないような 変更のみが施される。

    ※コードフリーズ(code freeze)

      … 開発系 Linux カーネルに修正を加えることを終了すること。また、その宣言。 フィーチャーフリーズの後、 コードフリーズがなされるまでは、 新機能の追加を差し控え、バグ修正(やドライバ更新)などに専念し、 開発者でない一般ユーザが安心して使えるように、 システムの安定化に重点が置かれた開発が行われる。 コードフリーズが宣言されると、開発系カーネルが 新たな((メジャー)バージョンアップした) 安定系カーネルとしてリリースされる。
最新カーネル情報のページ(日本語)より抜粋)
この後は、後 2ヶ月ほどでコードフリーズ、 そして年末に 2.4 のリリース、となる予定です。 この予定に関して Linus は、 「みんなも知っている通り、僕らの予定は決して遅れない。 "as everybody knows, our targets never slip"」 と、力強いお言葉です。;-)
(※ 例えば今回のこのフィーチャーフリーズ宣言は 極めて順調に予告から1ヵ月遅れで、無事アナウンスされました。;-)

今回のフリーズはフィーチャーフリーズですので (コードフリーズとは違って)、 システムの他の部分に影響したり、新しいアプローチではない限り、 ドライバ等のアップデートはまだ受け付けられます。 しかし Linus は、明らかに乗り気ではありません。 「核となる機能への新しいアイデアは、即却下。」 ということです。

なお、Linus 自身は、フィーチャーフリーズをより効果的 にするために、二週間(Linux カーネル開発の)お休みを 取って、誰にも機能追加の誘惑を彼にできないようにする そうです。

休みの間に届いたメールは、(休み開けにまとめて) 「乱暴に有毒廃棄物入れに捨てられ、コンクリート詰めに され、海のどこかに埋められる」ことになるとのことです。

※ Linux カーネル 2.4 の概要は 「素晴らしき Linux 2.4 の世界」 (日本語)(次期 Linux 2.4 カーネルのすべて。)をご覧下さい。

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