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ビジネス
[1999/8/26〜9/15]
Section Editor: Jon Corbet
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まず、 1999年8月26日〜9月1日 のビジネス関連ニュースをお伝え致します。
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Linux 株絶好調!

Linux 株が絶好調です。

先週末のいつ頃か、 投資家の方々は、Red Hat を含め、それ以外の Linux 株も 買いに出ました。 そして、Applix や Corel のような企業に 素早く落ち着きました。 Applix の株は、この2日間のうちに 2倍以上になり、 金曜日(8/28)には、約 2700万株がその持ち主を変えたことになります。 この数字は、市場全体でも 900万株以下であることを考えると、 かなり印象的な値です。

Applix も Corel も、 現実が戻ってくるにつれ、 いくらか値を落しました。 それでも両方とも、以前よりも高値になっています。 興味深いことに、 この後退の原因として、 Sun の StarDivison の買収を指摘している メディアがいくつかありました。 しかし、もしこれが本当なら、 効率的市場という概念全体が崩れてしまいます。 Sun の計画は、いくらか前から知られていたことですから。

それよりも、人々が、 その状況を少し行きすぎたとし、 いくらかの利益を得る時が来たと考えた、 ということの方がありがちです。

少なくとも株式市場が「熱気に溢れ」、 Linux が成長を続けている間は、 このような動きをまた見ることになるでしょう。 Linux が大衆に発見され、 今まさに、その結果が姿を表し始めているのです。

※ Red Hat IPO の今までの経緯に関しましては、 Red Hat IPO 特集(日本語) をご覧下さい。
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UDI ver1.0

UDI(Uniform Driver Interface)のバージョン 1.0 が 発表 (英語) されました。

UDI は、ご存じのように、 幅広いシステム間でポータブルな デバイスドライバを書くことを可能にするための基準です。 UDI を後援されている方々は、 かつて、 他のシステム上でも動く、多くの UDI ドライバを Linux コミュニティが作ってくれるという期待を 表明しました。 けれども不思議なことに、 このことは Linux 開発者の間で、あまり熱心には行われてきませんでした。

今、完全な仕様ができあがったわけですから、 再び強力に推進されるのかどうかは、 興味深いところです。

※ Linux コミュニティと UDI との関係 (UDI 仕様のドライバを作ることの Linux コミュニティにとってのメリット・デメリット)についての過去の議論は、 約1年前の LWN (英語)をご覧下さい。
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e-smith Version 3.0

新しい e-smith がリリースされました。

「e-smith サーバ&ゲートウェイ」ソフトウェア製品/ディストリビューションの Version 3.0 (英語) が、 e-smith (英語) によって発表されました。 新しい e-smith は、Red Hat Linux 6.0 ベースで、 DHCP、Dynamic DNS、LDAP、 「Ibay(インフォメーションベイ)」と呼ばれる新機能のサポートが 追加されています。

「 「e-smith サーバ&ゲートウェイ」は、 PC 互換コンピュータを堅牢なインターネットサーバにする、 Linux OS の、特化したディストリビューションです。 …
Ibay は、e-smith ハードディスク上の、作成が容易な、別個のサイトです。 これにより、 「e-smith サーバ&ゲートウェイ」は、 イントラネット、顧客固有のウェブサイト、ファイルダウンロードサイト、 または企業内共有ファイルディレクトリ等をホストすることが可能になります。 」
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次に、 1999年9月2日〜8日 のビジネス関連ニュースをお伝え致します。
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Red Hat の企みが明らかに?

Red Hat は何を計画しているのでしょうか? 黙秘の期間が終了したので、明らかになりつつあります。
※ (株価のつり上げにつながるような、あることないこと ;-) の主張を防ぐために) 企業が IPO 前に、その現況や将来的な計画を公開することは、 米国証券規則により差し止められていますが、 Red Hat の、その期間が終了したということです。
以下は、今週口火を切って出てきたニュースです。
  • Gateway が、Linux システムのプレインストールを提供する 主流 PC ベンダの最新例となりました。

    Gateway のシステムには、もちろん、 Red Hat がインストールされます。(価格は $299。) 現在のところ、 Linux がプレインストール可能となっているのは 「ALR」サーバシリーズのみです。 この件についてのプレスリリースは、 Red Hat (英語)と Gateway (英語)の両方から出ています。

  • 日本法人の設立が 発表 (英語) されました。

    日本法人は、 以前、プロプライエタリ(フリーでない)ソフトウェア会社である Hyperion Japan のリーダーであった、平野正信氏に率いられる予定です。 Red Hat 6.0 の日本語版は、10月にこの法人から出される予定です。 (来週出る予定の Laser5 とは別です。)

  • Burlington Coat Factory 社が、 自社システムのすべてに対するサポートを Red Hat から購入することを 発表 (英語) しました。

    Burlington 社は、過去に、サポート契約は必要ないと主張していました。 ですから、何が起ったのか?という疑問がわき上がりますが、 サポート契約の内容は公開されていないため、 知ることはできません。

    ※ Burlington Coat Factory社は、 米国の大手アパレル企業で、Linux を本格的に 採用していました。詳しくは、 こちら(日本語) をご覧下さい。

  • V-One が「インターネットエクストラネットサーバ」製品を 発表 (英語) しました。

    これは、本質的には、Red Hat Linux に、一連の 仮想プライベートネットワークソフトウェアを追加したものです。

Red Hat の株価は即座に天高く伸び、 その頂点で、一株 $135 ドルを記録(9月8日(水))しました。 その後、いくらか退却しました。 投資家の方々は、明らかに Red Hat がどこかに向かおうとしていると 考えたようです。
※ Red Hat IPO の今までの経緯に関しましては、 Red Hat IPO 特集(日本語) をご覧下さい。

Red Hat はまた、「Lorax」(6.1 リリースのβ版)を 発表しました。 Lorax については、ディストリビューションのセクション(英語)をご覧下さい。

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Cosource.com の初プロジェクトが完了

Cosource.com が、最初の得点を上げました。
※ Cosource は、オープンソースで開発を行いたい製品 (例えば、ハードウェアのドライバ)を持つ企業 と、オープンソースで開発を行い報酬を得たいデベロッパーとを 結び付ける仲介役を目指す事業の一つです。 同様の事業に、SourceXchange があります。
Cosource.com (英語) は、 資金提供を得た最初のオープンソース開発プロジェクト (XFCE デスクトップ環境の拡張) の完了を発表しました。 作業は完了し、 開発者は報酬を得、 Cosouce は --- 小規模なものであっても --- そのビジネスのコンセプトに対する証明を得たことになります。
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最後に、 1999年9月9日〜15日 のビジネス関連ニュースをお伝え致します。
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3Com、ドライバを GPL でリリース

3Com がドライバをリリースしました。 3Com が、実際に同社のネットワークカード用の 独自の Linux ドライバを提供したのは、これが初めてのことです。 このアナウンス (英語) に、ドライバについての説明があります。 このドライバは、3Com のいくつかの新しいカード (3C905B, 3C905C, 3C980B, 3C980C, 3C900B) 上で動き、GPL のもとに公開されています。 3Com は、このドライバの開発と、 それ以前のとても多くのネットワークドライバの作成に関し、 Donald Becker 氏に強く感謝の意を表明しています。

このようにして、3Com は、重要な点を理解したようです。 つまり、自分達のハードウェアが Linux で動けば、 Linux ユーザは、そのハードウェアを買ってくれるということです。 彼らのこのソフトウェアの価値というのは、 ハードウェア製品の売上をもたらすところにあるのです。 つまり、このドライバを GPL のようなライセンスのもとにリリースするのは、 ビジネス的にも完璧に意味を成すことなのです。 (もちろん、特に GPL を使用するということは、 このドライバの、主流カーネルへの統合を可能にすることになります。)

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Cobalt Networks、 IPO 申請

Cobalt Networks が、 IPO の申請をします。

次の Linux IPO になるのは、VA Linux Systems 社だろうと思われていたところ、 Cobalt が滑り込み、伏兵的に アナウンス (英語) を行いました。 彼らは、$86,000,000 (≒90億円)の調達を希望しています。 これは、概ね Red Hat の希望と同じ額です。 けれども、Red Hat と違って Cobalt は、現在までにかなりの額 --- $22,000,000 (≒23億円) ---を失っています。 ハードウェアビジネスを始めるのは、なかなか大変です。

自虐的な方 :-) は、この IPO についての説明があるCobalt の S-1 ファイル (英語) をご覧下さい。 このファイルには、いくつかの興味深い点があります。

  • Cobalt は、デラウェア州の企業として再法人化を考えているとのことです。 デラウェア州は、ご存じの通り、 米国の他の州と比較して、より企業フレンドリーな法律になっています。

  • 「リスク」のセクションに、危険の一つとして Cobalt は、 Linux がプロプライエタリ(フリーでない)になる可能性、 を挙げています。

  • オープンソースソフトウェア(Linux)を使用していることは、 大きな利点の一つとされています。 このことにより、サードパーティのアプリケーションが増え、 より低コストで、開発サイクルが短くなり、より優れたアプリケーション統合 が可能になる、ということからです。

  • 自社のウェブベースの管理ソフトウェアは、資産の一つとしてリストされています。 そして、このソフトウェアはプロプライエタリであることが記されています。 また、資産としては、同社のプロプライエタリな クラスタリングソフトウェアもリストされています。 オープンソースは、このあたりまでに留まっています。

  • Cobalt には現在、101人の社員がおり、 そのうち 34人が調査・開発に取り掛かっています。

  • 著しい量(5%以上)の Cobalt 株が、既に多数の方々により 所有されています。 これらの方々には、経営チームの多くや、いくつかのベンチャーキャピタル企業 が含まれています。
Cobalt Networks は明らかに、現在の Linux 株に集まっている関心に、 加わることを望んでいます。 さて、(Linux 界以外の)一般の方々全体 --- おそらく大部分の方々は今まで Cobalt のことを 聞いたこともなかったでしょう --- が、Cobalt を Linux 企業として 扱うのでしょうか。今後の状況に注目です。
※ Red Hat IPO の今までの経緯に関しましては、 Red Hat IPO 特集(日本語) をご覧下さい。
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Aplio/PRO --- IP 電話アプリケーション

Aplio 社 (英語) は、同社の最初の IP 電話アプリケーションである「Aplio/PRO」を、 SOHO と小規模ビジネス市場に向けて発表しました。 Aplio/PRO は、組み込み Linux インターネット電話装置です。
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DupliDisk RAIDcase --- リアルタイムバックアップ装置

Arco Computer Products 社 (英語) が、DupliDisk RAIDcase を発表しました。 DupliDisk RAIDcase は、リアルタイムバックアップ装置で、 これにより PC ユーザが IDE ハードドライブの複製を管理することができます。
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CoolKeyboards --- Linux 用キーボード

CoolKeyboards Corporation 社は、 はっきりと Linux 向けに開発されたキーボードを、 発表 (英語) しました。 このキーボードの主な特徴は、 最下段の Windows ロゴがついたキーが、 ペンギンに置き換えられていることのようです、、、
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IBM RS/6000 で Linux が走る

IBM (英語) が、いくつかの新しい RS/6000 コンピュータを発表しました。 この RS/6000 B50 は、AIX や Linux を含む OS が選択できます。 また、すべての新しい RS/6000 は、Linux アプリケーションを走らせることができます。

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モトローラ (MCG)、OpenLinux 最新バージョンと一緒に出荷

Motorola Computer Group (英語) は、同社の Linux ベースの組み込みコンピューティングプラットフォームが、 Caldera Systems の OpenLinux の最新バージョンと一緒に出荷されること を発表しました。
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3dfx Interactive 社、開発者向けにオープンソースで技術公開

3dfx Interactive 社 (英語) は、同社の次世代画像技術を、ソフトウェア/ハードウェア開発者に対し、 無料で、オープンソースフォーマットで入手可能にすることを発表しました。 このソフトウェアは、 テクスチャ圧縮技術を、Linux を含む幅広いプラットフォーム上で 可能にするものです。
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Cobalt Networks 社、ソリューションディレクトリ

Cobalt Networks は、 同社(Linux ベースの)サーバ用アプリケーションのオンラインのリストである、 ソリューションディレクトリ (英語)を 発表 (英語) しました。
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Loki ソフト、SDL モーション JPEGビデオパッケージ を GPL 化

Loki Entertainment Software の方々が、 「SDL モーション JPEG」ビデオパッケージを GPL で リリース (英語) しました。
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ソニー(SCE)、PlayStation2 用ソフトウェア開発ツール

Sony Computer Entertainment 社 (英語) が、 PlayStation2 用のコンテンツ製作をサポートするために設計された ソフトウェア開発ツールのリリースを発表しました。 このツールは、Linux ベースのワークステーションとして使用することができます。 これにより開発者は、PlayStation2 開発環境でグラフィックを作成することができます。
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関連 URL

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