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カーネル(サマリ) [1999/11/11〜17]
Section Editor: Jonathan Corbet
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最新開発版カーネル 2.3.28最新の開発版カーネルリリースは 2.3.28 です。 これは、コンパイル時にいくつか困った問題があった 2.3.27 の直後に出された、 小さなパッチです。このリリースで壊れたままになっているものの一つに、 RAM ディスクについてのことがあります。 現在の RAM ディスクの実装は、 2.3 カーネルの新しいメモリ管理と収まりが良くありません。 誰かがこの問題を修正するまで、RAM ディスクは使用できません。
※ Linux カーネルにおける RAM ディスクは、Initial RAM disk として、Red Hat 等の Linux システムの起動時にも使われていますから、この影響は大きいと思われます。
補足情報・御感想をお待ちしております。
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最新安定版カーネル 2.2.13現在の安定版カーネルは 2.2.13 のままです。 2.2.14 への作業は続いています。リリース候補と考えられている最新の pre パッチは 2.2.14pre6 (英語) です。
※ 翻訳時点 (11/19) で 2.2.14pre7 が出ています。 Sparc と PowerPC に関するアップデートや、 その他の修正がなされているようです。
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なぜ ext2 のデフラグツールを誰も保守してないの?なぜ ext2 ファイルシステムのデフラグツールは保守されていないのでしょうか? その答えは、もちろん、今週 (※ linux-kernel メーリングリストで) 議論されていたように、 ext2 ファイルシステムをデフラグする必要があるのはまれなことだからでしょう。 Ext2 は、ほとんどの状況でフラグメント化を防ぐように設計されています。
※ フラグメント化 (fragmentation) - 一つのファイルの最初から最後までが、ディスク上で物理的に連続した場所に保存されるとは限りません。(ユーザはもちろん、それを意識する必要はありませんが。) ファイルシステムの中に、ファイル中のデータがあちこちにバラバラに格納されている状態のことをフラグメント化と言います。ハードディスクの特性上、一つのファイルのデータは一箇所に固まって格納されているほうが、アクセス性能が向上します。 より大きなファイルについては、 一つの例外だと言えるでしょう。 ファイルが ext2 の "block group" の大きさを越えると、 システムには選択の余地はなく、ある程度フラグメントしてしまいます。 この「マジックサイズ」は、 ファイルシステムを作成する際に使われたブロックサイズに依存します。 古い ext2 ファイルシステム --- そこら中でたくさん使われています --- は 1K バイトのブロックサイズを使っています。 そして 8 M バイトよりも大きなファイルはフラグメントを起こしてしまいます。
※ 古いといってもつい最近の e2fsprogs-1.14 まで、mke2fs コマンドのデフォルトは 1K バイトでした。これはオプション -b で変更できます。これに対して、新しいファイルシステムは 4K バイトのブロックサイズを使います。これで 128M までは大丈夫です。
※ e2fsprogs-1.15 以降に含まれる mke2fs コマンドでは 512M バイトを越えるファイルシステムにデフォルトで 4K バイトのブロックサイズを使用します。ちなみに、使用中の ext2 ファイルシステムのブロックサイズは以下のコマンドで調べることができます。 これは、もちろん、次の質問を誘導します: 1K バイトのファイルシステムは、使用中のまま 4K バイトに変換できるでしょうか? 残念ながら答はノーです。現在そのようなユティリティは存在しません。 ファイルシステムをバックアップして、作成し直し、ファイルを復元することが必要です。 ほとんどのアプリケーションにとっては、この手間に報いる程のメリットはありません。
※ つまり、ファイルが 8M バイト単位でフラグメント化されたからといって、ほとんどのアプリケーションには性能上の問題は無いということでしょう。そして 4K バイトのブロックサイズを採用すると、小さなファイルが多いとディスクの使用効率が落ちることにも注意して下さい。以下は Linux カーネルのソースを展開した場合の結果です。
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暗号化 HOWTOバージョン 0.1.0-pre2 の Encryption (※ 暗号化) HOWTO が公開されました。 この HOWTO (英語) では今のところディスクの暗号化が扱われています。 ネットワーク (FreeS/WAN 等) も扱うように拡張する作業が進行中です。
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次期カーネル開発ソースコード管理システム BitKeeper まもなく登場BitVapor? Larry McVoy 氏は、BitKeeper ソースコード管理システムのリリースへ近付いています。 これは将来カーネルソースの管理に使われそうです。
※ BitVapor - なかなかリリースされない BitKeeper に対する、もしかして Vaporware(宣伝ばかりが派手になされ実物がなかなか出てこない製品) ? という皮肉です。Larry は、実際のリリースの代わりにとりあえず、 スクリーンショットを アナウンス (英語) しました。 いままでの各種のカーネルバージョンの歴史をグラフィカルに見せてくれています。 Larry はまた、カーネル開発全体のヒストリ を含んだリポジトリをリリースする予定です。--- 膨大な量になるでしょう。
※ リポジトリ - ソースコード管理システムでは、ソースコードのすべてを含んだアーカイブ (というか一種のデータベース) のことをこう呼びます。
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今週のその他のパッチとアップデート今週のその他のパッチとアップデートは以下の通りです:
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関連 URL
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