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The Embedded Systems Conference 1999
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「組み込み開発者の半分以上が GNU ツールを愛用」 (Cygnus 社創設者 Michael Tiemann 氏) --- Liz の 組み込みシステムコンファレンス 1999 レポートSeptember 29th, 1999 「組み込みシステムコンファレンス(ESC)」は、、、巨大! 想像していたよりも、ずっと大規模です。 6万人を越える人々がここに集まっており、 この数は、8月の LinuxWorld(サンノゼ)の 3倍です。
※後日、参加者数に関して訂正があり、 実際には 14,000〜15,000人くらいだろうということでした。^^;ESC は、コンベンションセンターのすべてを使用しており、 廊下も埋めつくし、ホールの外でも 45個のテントで展示が行われています。 このイベントでのセミナーは、通りの向かいの市民会館で 開かれています。
セミナーに関しては、(135以上のクラスがありますが)Linux について のものはあまり多くありません。 ウェアラブルコンピュータについてのクラスが Red Hat 5.2 上で実装と記していますが、 その他は稀にしか出て来ません。 けれども多くのクラスで、 コンセプトとしてや特定のツールについて、 オープンソースについては言及されています。 オープンソースの組み込みウェブブラウザの作成に焦点を当てた 講演もありますし、 GNU デバッガや Tcl についてのものもありました。 私(Liz)はこれらのクラスに出席できなかったので、 以上はプログラムを読んだ表面的な印象なのですが、 Cygnus の創設者(の一人)である Michael Tiemann 氏のコメントにより 補強することができます。 「この市場において GNU は画期的な割合に達しています。 開発者に聞いてみれば、半分以上が GNU ツールを使っていて、 しかもそれらを愛している、と答えるでしょう。」また、組み込みの世界でもオープンソースが広まっているという この印象は、展示フロアを歩き回っていても、より強まりました。 けれども私のフォーカスは本来、このイベントで Linux を探すことでした。 もちろん、LWN では(Linux 以外にも)フリーやオープンソースなソフトウェアについて たくさんレポートしているのですが、 今回の目的は、 組み込みシステム市場での Linux の激増、と私達が予測しているものの 始まりを見ることでした。 展示フロアを渡りながらランダムに会話を聞いたところでは、 特定のプロジェクトやニッチなマーケットですでに Linux に詳しかったり、実際に Linux を扱ったことがある方々が たくさんいらっしゃいます。 けれども、ちょうど現在は、Linux と組み込みシステムまわりで 立ち上がった会社が出現し始めているところです。 これまでの主なプレーヤーには、どんな企業があるのでしょうか? 私は様々な方々に、この質問をしてみました。 答えには、一般的なコンセンサスがありました。 Lineo 社、Montavista 社、Cygnus 社、Zentropics 社、IGL 社です。 ただし Zentropics 社と IGL 社はこのイベントで展示を行っていないので、 明日それらの会社の誰かに展示フロアで会ったりしない限り、 ちらりとしかその関わりを掴むことはできません。 Lineo 社、Montavista 社、Cygnus 社からあった発表は、 今週の LWN(英語。 日本語)でご覧になれます。 今日私は、それら 3社すべての方とお話することができました。 Cygnus の Michael Tiemann 氏、 Linneo の Lyle Ball 氏と Tim Bird from 氏、 Montavista の Jim Ready 氏です。 みなさんすごくワクワクしていらっしゃいました! それぞれの企業を順に見てみると、 組み込みシステムの市場がすごく巨大なため、 現時点では、お互いが直接ライバルでぶつかり合っている、 という訳ではないことが明らかに分かります。 例えば Cygnus は、組み込みシステム用の Linux ディストリビューションの開発や、 デバイスドライバやその他、特定のプラットフォーム上で組み込み Linux を走らせるのに必要なソフトウェアの開発には、興味を持っていません。 彼らはツールの開発者なのだということです。 彼らのツールはすでに組み込みシステムで幅広く利用されています。 Cygnus には、同社のツールが使われているプロジェクトのうちの いくつかの素晴らしいショーケースがありました。 無人偵察飛行機(Becky Wood DiSorbo さん曰く「空飛ぶフードプロセッサみたい」:-) をはじめ、 任天堂やプレイステーションなどがありました。 Cygnus の API は、同社の知識と専門的技術を利用したものです。 そしてもちろん、適用するには Linux が大きすぎるような問題のためには eCOS が利用できることも指摘されていました。 これは良いことです。 eCOS も Linux 同様オープンソースなのです。 適用されている CPL(Cygnus Public Lincense)は、 MPL(Mozilla Public License)の変形の一つで、 OSI により OSD 互換だと診断されているものです。 Montavista 社は、 組み込みシステムにおける多くの経験を持って、このゲームに参加しました。 これらの経験は、今 Linux に適用されています。 Jim Ready 氏は、「Hunter Ready システムズ」社の共同設立者の一人 (もう一人の Colin Huter 氏は、今 Transmeta (※ Transmeta 社は、Linus の勤務する会社で、 現在の所、まだ、その事業内容を明らかにはしておらず謎に包まれています。 11月の Comdex で明らかにされるという噂(日本語)があります。)に関わっています、、、) で、長年、組み込みシステムを支持してきました。 Hunter 氏と Ready 氏は、 RTOS(リアルタイム OS)である Vertex を開発しました。 これは、組み込みシステムの初期の頃から利用されているものです。 Ready 氏は 1993 年から Linux に関わっており、 彼の、組み込みシステムと Linux の両方のバックグラウンドを利用するために、 今年 3月に Montavista 社を設立しました。 彼はまた、同社をオープンソース企業だと強く考えています。 同社の収入源は、主に会費です。 OS は無料ですが、電話等でのサポートを受けたい場合には、 会員になる必要があります。 その見返りに、顧客は、同社の技術と専門的技術を 得ることができます。 「Montavista 社は、特殊なハードウェアや、以前には見たこともないような ボードに、複雑な OS を移植することについて非常に詳しい」 とのことです。 顧客は、特殊なハードウェアに Linux を移植しようとする際に、 Linux そのものには問題でないような問題にぶつかるかもしれません。 それらは、ハードウェアの問題であり、そのハードウェアと Linux の 相互作用による問題です。 Montavista は、同社がそういう場合に役に立つことを証明してきました。 今では、同社があるのですから、 エンジニアの方々は、 専門的なサポートがあることを示して、 Linux を採用する提案を会社に行うことができます。 Caldera (Lineo)社は、上記 2つとはさらに異なったアプローチを採っています。 同社は、 顧客が独自のカスタムソリューションを構築するための SDK(ソフトウェア開発キット)の提供に従事しています。 興味深いことに、 同社はマシンごとのロイヤリティという形で そのツールキットをライセンスすることを計画しているとのことです。 これは収入を生成するのに素晴らしいモデルです。 非常に少額のロイヤリティでも、 何百、何千、という種類のデバイスに適用される潜在的な可能性があるからです。 けれども、これをオープンソースソフトウェアでどう実現するのでしょうか? 明らかに、同社のツールキットのうちオープンソースである部分は、 無料でダウンロードが可能になっています。 どうやら、 完全に自社開発したツールキットへの追加を、 部分的にプロプライエタリ(フリーでない)にする、 ということのようです。 そうでないとしても、 ロイヤリティは実際にはソフトウェアに基づいているものではなく、 それはただサポート料を支払うモデルであるものだということです。 つまり、(顧客の)製品が実際に売り出されなければ、 料金は支払われません。 一方、売り出されて、その商品に問題が見つかった場合には、 Lineo はその顧客とともに問題の修正を行います。 その見返りとして、売り出される製品に対して 少額の料金を得るということです。 これは、独特なビジネスモデルではありません。 ただ、オープンソースソフトウェアに適用されるという点において、 独特です。 さて、組み込みシステムな方々は Linux をどう考えているのでしょうか? 全体的に、彼らはとてもワクワクしています。 もちろん、その多くは Linux への移行を今(近い将来にも) 考えているわけではありません。 彼らは、現在使用している(Linux でない) RTOS とそのツールに満足しています。 デスクトップ上の Linux の代替物が存在し続けるかぎり、 100 を越えるプロプライエタリな、RTOS とツールのベンダも存在していくでしょう。 けれども、組み込みシステムの市場は狂ったように拡大していて、 この拡大において、 新しい顧客が Linux とオープンソースソフトウェアに 注目する機会も増えています。 Linux は、多くの利点を提供します。 オープンソースの技術的なメリットについては比較的明白のようですが、 これに加えて、 今まで、かなり独特な開発世界にかなり隔離されていた 組み込みシステムのエンジニアの方々が、 ワクワクする Linux コミュニティに参加する機会があります。 家でも、会社でも、開発ハードウェアの上でも、 実際に同じ OS を走らせることが可能になるのです! それに、Linux の改良をすぐに利用することができます。 独特のベンダシステムにその新しい改良が移植されるまで 何ヵ月も待つ必要はありません。 この波は今は小さいものですが、高まりつつあります。 今回のコンファレンスと、 次回の「組み込みシステムコンファレンス 2000」 とでは、巨大な違いが見られるでしょう。 現在は参加企業が少なく、 (Linux 関連企業同士で) 特に同じ顧客を奪い合いしているというようなことはないようですが、 その頃にはたくさんの企業が参加することによって かなり大きな競争が行われていることでしょう。 Linux は、この市場の大きな割合を占めるにうってつけであり、 Linux ルータプロジェクト(Linux Router Project)や、uCLinux、RT-Linux の ようなプロジェクトは、多様なニッチに適合する能力を拡張していくでしょう。 それまでは、オープンソースソフトウェアはただ成長していき、 それを使用している開発者の仕事において効果を発揮いくでしょう。 来年は、組み込みシステムコンファレンスで、最初の Linux パビリオンが 登場するのでしょうか? 私が話した方々は、みなさんそれを望んでいらっしゃいました。 ある意味では、どんなに小さくても良かったから、 今年それがなかったのは残念でした。 Embedded Planet on Linux(Linux 上の組み込み惑星??)プロジェクト に取り掛かっている、NETx4(LLC)の Don Malek 氏がコメントして下さった通り、 今回のイベントで Linux にとって最も良かったことは、 キープレーヤーが一同に会したことでした。 結果として、この数ヵ月の内にワクワクする影響が出てくることが期待されます。 --Liz Coolbaugh |
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The Embedded Systems Conference 1999
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※ LWN の原文 もご覧下さい。(このレポートの他に 2つのレポートがあります。) |