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TouchPhone
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Linux 電話:TouchPhone
Linux は、両親のコンピュータにインストールしてあげる程には
フレンドリーじゃない、という方々は多くいらっしゃいます。
だったら、両親の電話に載せてしまうのはどうでしょう?
イタリアの企業 Sorgenti は、正にこれをやってのけました。
Linux ベースの電話を作ってしまったのです。
これは、これから先どうやってヒット家電製品の一部として
Linux が組み込まれていくのかということを示す興味深い装置です。
今後次々と登場する、家電装置における Linux の利用の、
正に最初の一例となるかもしれません。
TouchPhone は、
イタリアン・スタイルで、カッコ良く仕上がっています。
機能等についての詳細は、ウェブサイト
touchphone.com
にあります。(ウェブもイタリアン・スタイル!)
この電話は、見掛けはほとんど液晶ディスプレイです。
これはユーザインターフェースのすべてを取りまとめる
タッチスクリーンになっています。
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TouchPhone
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Touchphone の製作この電話機の(ハードウェア的な)製作元は Sorgenti 社ですが、 (ハードウェア的に) 実際に動作するものが出来た時点で、Sorgenti はその製品を Prisma Engineering srl に 持ち込みました。 Prisma は、ミラノを拠点としたエンジニアリング企業です。 ソフトウェア・エンジニアは 25人いて、概ね 電気通信と組み込みシステムアプリケーションの分野において 働いています。 彼らにとっては Linux は、「飼い慣らした野獣」といったところです。 既に電気通信のプロジェクトのいくつかで使用していましたし、 Prisma のインターネットゲートウェイも Linux が走っています。 Prisma のエンジニアの方々は、 実世界のワイヤレス電気通信ネットワークの一部として、 Linux が登場する日が、そう遠くはないと考えています。ある日、Prisma は Sorgenti から、 インテリジェントテレフォンとして機能する 組み込みシステムを設計・構築するという 話を持ち掛けられました。 Prisma は、低価格で上記の機能を提供する必要がありました。 内部で使用するハードウェアも低価格に押える必要がありました。 386 プロセッサ、4MB メモリ(その後 8MB に増加)、 小容量ディスク、VGA コントローラで作動するタッチスクリーンです。 こんなに面白いチャレンジには、 受けて立つしかないでしょう! Prisma は調査をしましたが、結局 答えは明らかでした。 Touchphone には、Linux が選ばれました。
Touchphone 内部では、
Red Hat 4.2 の修正版(かなりの縮小版)が走っています。
FAX と留守番電話のコードは、
すべてオープンソースのシステム
(efax と vgetty)
から構成されています。
組み込み環境向けに多少の修正が施されています。
グラフィックの部分は SVGAlib を用いて
行われました。
これについては、
このシステムで要求されるパフォーマンスを得るために、
かなりの作業が必要とされました。
Touchphone には、もちろん、キーボートはありません。
あるのは、LCD パネルのタッチスクリーンだけで、
これはシリアルポート経由でシステムに
取りつけられています。
非常に興味深いことに、 システムの他の部分は、 タッチスクリーンのイベントに対応して起動する 単純なシェルスクリプトによって記述されています。 普通は、このような装置の開発環境として シェルスクリプトは考えられません。 しかし、Linux が下で走ってくれていると、 人生楽になるのです。 結果として、ナイスな家電製品ができあがりました。 Touchphone のユーザは、 Linux を使っているとは全く思っていません。 電話を使っているのだ、とだけ思っているのです。
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ちゃんと動くの?これらすべては、ちゃんと機能しているのでしょうか? 昨年10月以来、何千人ものユーザがこの電話機を使用しています。 現在までに、正に1台だけが、 ファイルシステムが壊れていたことにより返品されたということです。 Touchphone の典型的な使用環境を、少し想像してみて下さい。 キッチンにあります。 コーヒーメーカーの隣に置かれています。 子供たちが、それで遊んでいます。 常時(100%)稼動しています。 (おそらくコーヒーが飲みたいのに電源が一つしかなくて) 電話の電源を抜く際には、 「きちんとシャットダウンしてから」なんて誰も考えません。 これらの条件下でも、 この電話が信頼性を維持して稼動できるということは、 Linux OS が頑強であるということだけでなく、 Prisma Engineering の方々が非常に気を使って この電話を仕上げた、ということも証明しています。また Touchphone は、アップグレードも可能です。 ユーザがインターネット接続を使用して アップグレードするプロセスは完全に自動化されています。 シェルと Expect スクリプトの組み合わせが これらのすべてを可能にしています。 将来的な拡張も進行中です。 ローエンド向けとして、 ディスクなしのバージョンが、より低価格で提供される予定です。 ※ Sorgenti に問い合わせたところ、TouchPhone の価格は、 $650 (≒78,000円)だということです。(7月9日(JST)時点)また他のバージョンでは、 他の機能と共にウェブブラウザも追加される予定です。 「どのように動作するのか」という点に関しては、 一つクリアーになっていない局面もあります。 この製品で修正して使用された GPL ソフトウェアのソースコードが 公開されているのかどうかという LWN の質問に Prisma は答えてくれませんでした。X-) ※ ちなみに、ハードウェアの開発元の Sorgenti は、 イタリア語で「ソース」(sources)という意味だそうです。^^;もちろんライセンス条項からは公開が義務づけられています。 いずれにしても、 この装置の最も興味深いソフトウェアは、 特別な環境の下で動く、 分離された形のアドオン・プログラムです。 このソフトウェアは GPL ではないので、 おそらく他の人々にとってはあまり役に立たないでしょう。 |
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Linux と組み込みシステムコンピュータも最終的にはモーター(電動機)のように、 視界からは消えることになるだろう、とは、 よく言われていることです。 Touchphone は、将来はどのようになるのか、 そして、Linux はその大きな部分となり得るものだ、 ということを示しています。 この環境で Linux が成功する理由は数多くあります。 それらは、Linux が他の分野で成功する理由と、 そんなに変わりはありません。
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クレジット
イタリア語からの翻訳によるミスは、著者の責任です。 |
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